33「一つの手は、自分自身をたすけるために、もう一つの手は他者をたすけるために」オードリー・ヘップバーン

 オパール・ネットワークという会があります。高齢者社会の時代に、心身ともに健康で自立した生活を目指そうという活動をしています。その会のニューズレターの巻頭エッセイで、代表の佐橋慶女(けいじょ)さんが、女優のオードリー・ヘップバーンが実践していた「二つの手」を上手に使って、人生を歩んでいくことを提唱しておられます。ヘップバーンは、年を重ねていくにつれ、自分のためだけでなく、ユニセフの親善大使として各国で他者のために尽くしました。年をとると、人は自分に二つの手があることに気がつきます。両手とは言いません。マザーテレサじゃあるまいし、そんなことはとても無理。でも、片手なら誰にでもできます。