37「チバッテ辛抱すれば、ナンクルナイサ」女優 平良(たいら)とみ 雑誌「サライ」のインタビュー記事より

 平良とみさんは、ご存じNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で、オバァ役を演じて有名になりました。平良さんは、沖縄の方言を大切にしておられます。「ナンクルナイサ」とは、「なんとかなるさ」のことです。でも、「いいかげん」とか「無責任」という意味ではないといいます。芝居でいえば、充分に稽古を重ねた後で言う言葉。幕が開ければ自然にできるから、そんなに心配しなくてもナンクルナイサ、ということ。まずは、人事を尽くすことが前提であり、何もせずにナンクルナイサでは、ただの怠け者だというわけです。