43「いにしえの 道を聞きても 唱えても わが行いに せずばかひなし」「日新公いろは歌」
鹿児島の加世田というところで、1500年も前から育まれてきた言葉を、島津家の島津日新公忠良が、四十七首の人生訓にまとめたのが「日新公いろは歌」です。一言でいえば、「いくら勉強しても、行動に移さなければ意味がない」ということでしょう。知識は大切です。知識を得るために勉強をします。でも、その知識を行動に生かさなければ、宝の持ち腐れです。この言葉が生かされたのでしょう。西郷隆盛、大久保利通・・・。島津藩は、幕末から維新にかけて、日本を動かす多くの人物を輩出しました。頭でっかちに、なっていませんか。