47「明日が当たり前のように迎えられることが、どんなに幸せなことか実感させられた」平成20年1月15日朝日新聞朝刊記事より

 JR宝塚線(福知山線)の脱線事故で負傷した若林美沙さんの言葉です。現在、武庫川女子大に通う若林さんは成人式に出席し、新成人の抱負を語りました。その言葉が表題です。我々は、目の前の幸せに気付かず、ついつい今日という日を何気なく過ごしてしまいます。でも、いつ大地震があるかもしれない。いつ交通事故に遭うかもしれないのです。そう心の底から思えば、今の生活に感謝をして大切に時を過ごすことができます。「事故現場で車両から助け出してくれ、救急車を呼んでくれた人がいた。他人を思いやり、行動のできる人がたくさんいることに感動した」と若林さん。小学校の教諭を目指しているそうです。「日々、感謝の気持ちを持って人生を送ることの大切さを伝えたい」と。