49「一度も間違いを犯したことがない人は、一度も新しいことをやろうとしたことのない人だ」アルバート・アインシュタイン

 二十代の頃のことです。会社の中のサークルや組合、社内報の編集など様々な世話役をしていました。社外でも会やイベントを企画していました。若くて未熟なこともあり、一つ何かをすると、三つくらいミスやトラブルがありました。落ち込んで悩みます。その時、会社の先輩が言いました。「あれこれ首を突っ込むな。仕事だけやっとれ!」。それでも性分なのか、三十代、四十代と、関わる世話役の数はエスカレートしてゆきました。そして25年が経ちました。相変わらずミスやトラブルは無くなりませんが、信頼できるたくさんの人脈ができました。今、その先輩はというと・・・。ノーベル化学賞の田中耕一さんも、「失敗から必ず新たな発見がある。最近は失敗するのが楽しみになってきました」とおっしゃっています。