60「寂しさなんてのはなぁ、歩いているうちに 風が吹き飛ばしてくれらぁ。」映画「男はつらいよ 寅次郎の告白」より

 数々ある寅さんの名台詞のひとつです。辛いことや悲しいことがあると、膝を抱えて泣きたくなります。立ち止まって、下を向いてしまいます。でも、そんな時だからこそ、まっすぐに前を向いて、大きく腕を振って歩く。「エイッ」と自分に掛け声をかけて歩く。すると、周りの景色が変わります。無風の中にも風が起きます。寂しさは自分で吹き飛ばすのです。寅さんは、「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」の中で、こんなことも言っています。「そりゃ今は悲しいだろうけどさ。月日がたちゃ どんどん忘れて行くものなんだよ。忘れるってのは本当にいい事だな。」