67「どんなに年をとろうと、求めるだけの人は子どもだ」加島祥造著「求めない」小学館

 幼い頃、親戚のいとこたちが集まると、大騒ぎになりました。スイカを食べるのに「どれが大きいか」で取り合いになるのです。「もっともっと欲しい」しか考えていなかったのですね。さて、自分のことは棚に上げて、人を判断する時の基準があります。それは、「求める」人か「求めない」人か。もっと言えば、どこまで「与えられる」人かということです。求めてばかりいる人は友達も少ない、みんなが逃げていく。当然、与える人は友達も多い。ここで言うところの、与えるものとは、お金や物とは限らないことは言うまでもありません。今一度、自分のことは棚に上げてと、お断りしておきましょう。とほほ。