メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第25回(その9)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~「特殊な能力がなくても、人脈はできる」

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第25回
(その9)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」
~「特殊な能力がなくても、人脈はできる」

 ☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと
「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けしま
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。

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「特殊な能力がなくても、人脈はできる」
           志賀内泰弘 

「人脈」を作るにはどうしたらいいのか。
「人脈」という言葉にアレルギーがあるとしたら言い換えましょう。
「人のご縁」を広く深く紡ぎ、長く育てて行くには、どうしたらいいのでしょう。
それにはまず、
自分が魅力ある人にならなければなりません。

では、魅力ある人ってどういうことなのでしょう。
お金持ち?
大きな会社の経営者?
難しい国家資格を持っていること?
ルックスがいいこと?
スポーツや芸術で活躍していること?

「わたしはどれにも当てはまらないよ」
と言う人も多いことでしょう。
もちろん、私もどれ一つ当てはまりません。

年齢が若くても、普通の会社員であっても、年収が少なくても、誇れる学歴が無くても、特殊な能力が無くても、「熱意」「熱量」「情熱」を胸に抱くことはできます。
京セラの稲盛和夫さんは、人生で成功するための方程式を提唱されていました。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
です。
100の能力があっても、「考え方」と「熱意」が「0」だったら、0という計算になってしまうというのです。
それに基づけば、もし「1」の「能力」しかない人でも、「100」の「熱意」と「100」の「考え方」があれば、10.000なる。
つまり、何の特別な「能力」がなくても、「魅力的な人間」になれるのです。

10代、20代と、私は将来への不安を抱えて過ごしていました。
このままでと、世の中の荒波を生きて行けないだろう。
人生の落ちこぼれとなり、貧しい生活を送ることになるかもしれない。
それを乗り越えるため、「人脈」を作ろうと決意したことを、当メルマガで書きました。(こちらのバックナンバーをご覧ください)
https://shiganaiyasuhiro.com/mailmagazine/2734/
https://shiganaiyasuhiro.com/mailmagazine/2736/

でも、早々簡単に「人脈」なんてできません。
とにかく、講演会、勉強会、異業種交流会、サロンに参加しまくりました。
そして、出逢った人すべてに、こう言いました。
「何かお役に立てることはありませんか」
とは言っても、ごくごく普通のサラリーマンです。
人の役に立てるスキルなんてありません。でも、「はったり」を言っているつもりはありませんでした。
本当に、「人の役に立ちたい」と思っていたからです。

ちょうどその頃に入会した異業種交流会「VAVクラブ」の近藤昌平会長から、「ギブアンドギブ」という生き方を学びました。
「ギブアンドテイク」ではなく、「ギブアンドギブ」です。
「ギブ(与えて)」も「テイク(もらう)」を期待しない。
見返りを期待しない生き方です。
何も取り柄のない私は、「ギブ」できるスキルがなく、仕方がないので、「役に立てることがありませんか」という「気持ち」だけを相手に伝えていました。

すると、不思議なことに、「相談に乗って欲しい」という人が、ポツリポツリと現れました。
さて、困りました。まさか、本当に相談されるとは・・・。
とにかく、話を聞きました。すると、
「この問題なら、友人に頼んだら解決するかもしれない」
と思い、すぐに電話を掛けました。
「今なら時間が取れるよ」
と言われ、相談者を連れて友人を訪ねます。
相談事の「たらい回し」ですね。

そんな「無責任?」なことを続けているうちに、ある日、異業種交流会で知り合った機械製造メーカーの経営者から、こんな相談を受けたのです。
「新商品を開発したんだけど、どうやってマスコミに取り上げてもらえるんだろう」
それは、本当に良い商品で、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと思いました。
でも、その頃の私は、マスメディアに友人・知人は一人もいませんでした。
でも、なんとかならないかと、友人たちに電話をしまくりました。

その中の友人の一人が、たまたま大手新聞社の記者さんと友達であることがわかりました。
早速、紹介してもらい、引き合わせました。
すると、「それはユニークですね」と言われ、すぐに取材していただき記事になりました。

私自身には、直接的には何の利益もありません。
ギブアンドギブです。
でも、新商品を開発した会社の社長さんからは感謝されました。
それだけではありません。
新聞記者さんからも、
「良いニュースを教えてくれてありがとう。
また、ネタを見つけたら教えてくださいね」
と感謝されてしまったのです。

私自信は、特殊な能力はありませんでした。
しかし、機械製造メーカーの社長と新聞記者さんから信頼され、「技術力」と「マスメディアの発信力」という二つの能力を一度に「人脈」として得ることができたのでした。
「人の役に立ちたい」という生きる上での「考え方」。
「なんとか人の役に立つにはどうしたらいいだろうと、諦めない熱意」
どこにもいる、ただサラリーマンでしたが、そんな「おせっかい?」を1年、2年・・・3年、5年と続けているうちに、周りでは「困った時の志賀内さん」と言われるようになりました。

松下幸之助さんは、おっしゃっています。
身体が弱かったから、自分はあまり動かずに
人を動かして会社を大きくすることができたのだと。

能力がないこと。
それは、生きる上、最大の武器なのだと確信しています。
                       

☆☆☆志賀内泰弘公式サイト☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「いい話・いい仲間のプラットフォーム」
〇心が疲れたとき、悩んでいるとき、辛くてたまらないとき、
「いい話」駅の乗降場へ、ふらりとお立ち寄りください
 https://shiganaiyasuhiro.com/

〇志賀内泰弘がおよそ30年間、取材、体験を元に書き続けて来た
「ちょっといい話」のアーカイブスです。
ここに集まる「いい話」の主人公に共通するキーワード。
それは、ギブアンドギブ! 「利他の心」です。
忙しい毎日をお送りの皆さんに、日々の生活からちょっぴり途中下車して、志賀内とその仲間(賢人・奇人・変人・達人) たちの「ハートフルな感動物語」をお楽しみいただき、心の癒しにお役に立てたら幸いです。

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