メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第46回(その20)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~紹介の達人を見習い、紹介の達人を目指す

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第46回
(その20)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」
~紹介の達人を見習い、紹介の達人を目指す

 ☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。

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 私には、「心の師」と(勝手に)呼ぶ人が何人もいます。
VAV倶楽部の近藤昌平さん
弁護士の舛井一仁さん
経営コンサルタントの故・船井幸雄さん
俳人の夏井いつきさん
柔道七段・柔道整復師の榎本好根さん
COCO壱番屋創業者の宗次德二さん
などなど、すぐに10人くらいの名前が挙げられます。

 その中の一人、青木匡光(まさみつ)さんからは、人を紹介すると時の「スゴ技」を教えていただきました。
今回は、私の「心の師」の見事な「紹介技」を披露させていただきます。

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「紹介の達人を見習い、紹介の達人を目指す」

      志賀内泰弘   

 青木匡光(まさみつ)さんは、自他ともに人間接着剤と呼ばれています。
人と人をくっ付ける名人なのです。
最初は、いったい何をして生計を立てておられるのかわかりませんでした。
著書もたくさん持っておられますが、それだけで食べていくのは大変です。

その昔は、商事会社に勤めておられましたが、三十代で独立。
人と人を「くっ付ける」ことを仕事にされたのです。
ところが、紹介料をもらうわけではありません。
ただ、人と人を紹介して、双方が喜んでくれるのが嬉しい。ただ、それだけ。
 たしかに、最初の頃は、生活が大変だったそうです。
奥様が生計を助けるために働きに出ました。
ところが、何年も経つうちに、紹介した人たちから講演の依頼が舞い込むようになりました。
加えて、出版の話が持ち込まれます。
何も営業活動をしなくても、作家と講演で生計が成り立つようになってしまったのです。
今でも、やっていることは、ただ人と人をくっ付けること。

 20年以上も前のこと、私が初めて青木匡光さんの新宿の事務所を訪ねた時のことです。
部屋に入ると、すでに4人の人がソファに座っていました。
青木さんは、開口一番、
「志賀内さんが、せっかく名古屋から起こしになるというので、
志賀内さんにぴったりと思われる人物を適当に見繕って用意しておきました」
とユーモア溢れる冗談めいた口調でおっしゃいました。
 確かに。全員と名刺交換をして、ちょっと話をすると、ズバリ波長の合う人たちばかりでした。

まず、ここでびっくり。
人を見る目です。
この人とこの人は、気心や生き方が合うに違いないという眼力。
そのマッチングができるまでには、よほどたくさんの人と会い人を見る目を養うことが必要になります。
 さらに。人がご馳走ということ。
友達はお金では買えません。
将来、その友達となりうる可能性を秘めた人を頼みもしないのに用意していてくれるのです。
この「頼みもしないのに」という点がスゴイ。
 俗に世間では「おせっかい」の是非を問うことがありますが、青木匡光さんにとっては、そんなことはレベルの低いお話。
その「おせっかい」が無償の生業なのですから。

 30分くらい歓談したところで、6人でランチに出掛けました。
これも、青木匡光さんがお店の予約をしておいてくれたのです
。食事が終わってびっくり。
なんと、トイレに立った折に、全員の食事代を、青木匡光さんが支払っていてくれたのです。
 我々5人は、もう唖然とするしかありませんでした。
もちろん、後日、5人で相談をして、代表の一人が代金を届けに参上しました。
私の場合には、何の目的もなく、ただただ青木匡光さんのご尊顔を拝したいというだけで事務所を訪ねたのでした。
しかし、多くの人の場合、何かの頼みごとがあって、訪ねられます。
その一人一人に、ぴったりの人を紹介し、ご飯を奢る。
宮沢賢治ではありませんが、
「そんな人に私もなりたい」
と思った瞬間でした。

 さて、青木匡光さんの事務所の名前を「ヒューマンハーバー」といいます。
「人が自由に集う港」です。
いつもいただく手紙には、「上京の際には、ぜひ寄港ください」と添えられています。
仕事や人生の壁に悩んだ時、ふらっと立ち寄る港のバーみたいなものです。
そのマスターが魅力で、みんなが集まる。
コツコツですが、志賀内人脈塾という勉強会を開催して、紹介の達人目指して歩んでいます。

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忙しい毎日をお送りの皆さんに、日々の生活からちょっぴり途中下車して、志賀内とその仲間(賢人・奇人・変人・達人) たちの「ハートフルな感動物語」をお楽しみいただき、心の癒しにお役に立てたら幸いです。

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