メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第47回(その21)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~人を紹介するとその人がわかる
メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第47回
(その21)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」
~人を紹介するとその人がわかる
☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
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人はお金で買うことができない一番の財産です。
目に見えるものは、たいていお金で買えます。
食べ物も、車も、宝石も。それに対して、目に見えないものはお金で買えないことが多いものです。
だから人脈は、何よりも一番の財産です。
ある時、講演会でこの話をしたら、こう反論されました。
「ホテルに泊まった時、最上級のサービスというものは目に見えないものではないか。
高い値段のホテルほど、サービスがいい。
ということは、見えないものでも、お金で買えるということだ」
と。
たしかにその通りです。
しかし、その最上級のサービスとは、人が作り出すものです。
そして、人はお金では買えません。
ましてや、サービスを生み出すのは、人の豊な心です。
優秀な人材も、ヘッドハンティングという方法で手に入れることはできるかもしれません。
しかし、そこに介在するのは、やはり、お金だけではなく、エージェントの信用や人としての熱意や魅力という目に見えないものの価値が存在しています。
私は、その大切な友達を紹介するのを日常としています。
今日は、「人を紹介する」ことの意味についてお話させていただきます。
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「人を紹介するとその人がわかる」
志賀内泰弘
「〇〇さんと親しいと聞きました。紹介してください」
と頼まれることがあります。
とはいっても、人と人には波長というものがあります。
最初は、「どんな人かな」と考えながら付き合います。
「〇〇さんを紹介して欲しい」と頼まれた時、こんなことを考えます。
この人は、どこまで、「人を紹介してもらったこと」の価値を理解しているだろうか、と。
ある時、ある新鋭のカメラマンTさんから頼まれました。
自分の作品を、私が懇意にしているホテルのショップで販売できるように役員を紹介して欲しいと。
そのカメラマンTさんは、私の「心の師」Aさんのご縁で知り合いました。
でも、Aさんから「Tさんのこと、よろしく」とまでは、頼まれた訳ではありません。
でも、Tさんの写真は本当に素晴らしく、私も何点か購入していたので、「わかりました」と即答し、すぐに一緒にホテルへ行き、役員に引き合わせました。
それから何ヶ月も経ちました。
しかし、カメラマンTさんからは何の連絡もありません。
たまたま、用事があって、そのホテルに出掛けた時、役員さんにこう言われました。
「ごめんね、志賀内さん。この前、せっかくTさんを紹介して下さったのに、上手く進まなくて。
素晴らしい写真を撮られるけど、たまたま会社のイメージと方向性が違っていてね」
私は、その話を聞かされて冷や汗が出ました。
私も、その後のフォローができなかった責任があります。
しかし、その経過を報告するのが社会人としての常識でしょう。
ダメだったから報告しなかったのでしょぅか。
「志賀内さんは、口ほどに役に立たない」
と思われたのかもしれません。
私が、そのホテルの役員さんと、いったいどれほどの年数をかけて親しくなったのか。
それまでの間に、どれほどの贈り物をしたのか。
(先方からも、たくさんの贈り物をしてもらっています)
単純に、昨日今日の付き合いではない人紹介したのです。
「紹介する」ということの背景、紹介するということの価値がまったく理解できていないから、報告がないのだとしか思えません。
(ひょっとして、紹介してもらうのはタダだと思っているのかも)
反対に、紹介した人との関係をいつも逐一細かく報告してくれるのが、勉強会の仲間のMさんです。
「志賀内さんのおかげで、仕事があれもこれも上手くいきました。ありがとうございます。」と何度も言ってくれる。こちらが、
「いえいえ、あれもこれもなんて、私は知りませんよ」
と答えると、
「いえいえ違います。最初に志賀内さんから紹介してもらった人が、次の人を紹介してくれて、仕事になりました。
そのまた、次の人を紹介してもらい、これまた仕事になりました。
つまり、あれもこれも、元のご縁を紹介していただいたのは志賀内さんです」
とMさんは言うのです。
たぶん、これこそ、人を紹介する最大の喜びです。
嬉しくて、嬉しくて仕方がない。
だから、頼まれもしないのに、こういう人には次々に友人を紹介してしまう。
これとは反対に、前述したカメラマンには、もうこちらからアクセスは取らなくなりました。
今だに、向こうからカレンダーのDМが送られては来ますが・・・。
もうおわかりだと思います。これが、
「人を紹介するとその人がわかる」
という所以です。
その人と生涯の友達でいられるかを知りたければ、人を紹介すればわかります。
私の親友たちは、お互いに頼みもしないのに、
「こんな面白い人がいるんだ。紹介するよ」
と紹介し合います。ごくごく、ご飯を食べるように日常的に。
生意気なことを言っていますが、私もたくさんの恥をかいて来ました。
ひょっとすると、気づかぬうちに、今も、
「あいつは信用できん。もう誰も紹介してやらん」
と言われているかもしれません。
人を紹介してもらうということは、人から「どういう人間か」ということを見定められているということです。
そして、人を紹介することで、その人の人となりが判断できます。
改めて、自戒の念を心に刻みました。
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