メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」トピックス№6「七田式教室の七田厚さんから学んだ『寄り添う』言葉の大切さ」

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」トピックス№6
「七田式教室の七田厚さんから学んだ『寄り添う』言葉の大切さ」

 ☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
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 2013年のことです。
株式会社しちだ・教育研究所代表取締役社長の七田厚さんから、こんな電話がかかってきました。
「絵本を作りたいのです。
それも、自己啓発の著書のある作家さん6名に書いていただいた原作を元に、画家さんに絵を描いていただこうと考えています」
それまでも、しちだ・教育研究所さんでは「こころを育てる七田式えほんシリーズ」として2歳から4歳向けの「ひよこ」「うさぎ」ねこ」など6つのコースの絵本を作っておられました。
その後、5歳向けに「ぞうさん」「くじらさん」コースを作られましたが、そのスピンオフ企画として「ペガサスさんコース」を企画したいとおっしゃるのです。
その6名とは、
中井俊已さん、醍醐千里さん、入江富美子さん、岡田達信さん、木下晴弘さん・・・そして志賀内です。
絵本の原作は初めてで、「ひらがな」で書くことに戸惑いつつも、楽しい経験をさせていただきました。
そうして出来上がったのが、
「ゆずりあうと・・」(絵・星野イクミ)です。

 http://www.sinkan.jp/special/pegasus/
 https://www.shichida.com/ehon-list.html

おかげさまで、10年経った現在も売れ続けて重版になっています。

 さて、その七田厚さんの新刊を拝読しました。
「七田式 自分で考えて動く子どもに育つ 言い換えことば」(ごま書房新社)です。
人は、忙しかったり、体調が悪かったり、ストレスを抱えていてイライラしていると、ついつい目の前の問題を早く解決したいと思って、感情を露わにして言葉を発してしまうものです。
七田さんは言います。
「その場しのぎの言葉がけをやめましょう」と。
それには、強制するのではなく、「提案型」にして、子ども自らの考えのもとに行動できるようにしていけば、納得性も高くなり親子のコミュニケーションの質を向上させるような言葉がけになるはず。
理性的に受け答えして、感情的に返さず子どもと同じ目線で返す、同じ土俵に上がることが大切だと。

 例えば・・・。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」は、ネガティブ言葉で好ましくない。
「あなたも同じような時期があったのよ」と、ポジティブ言葉を使うというものです。

他にも、
ネガティブ言葉× 「夢みたいな話ばかりしないでね」
ポジティブ言葉〇 「その夢いいわね。応援するよ」

ネガティブ言葉× 「あなたのためを思って言っているのよ」
ポジティブ言葉〇 「あなたはどう思ってるの?」

ネガティブ言葉× 「100点はすごいね!」
ポジティブ言葉〇 「よくがんばっていたものね」
 
ネガティブ言葉× 「〇〇くん(ちゃん)はもうできるのに」
ポジティブ言葉〇 「焦らなくても大丈夫だよ」

なるほどなあ~と思いました。
どうやら「これらの言い換え」には、共通する「思い」があるように感じました。
それは、「寄り添い」です。
本当に親身になって発せられた言葉は、親子はもちろんのこと、友人同士、会社の上司と部下、はたまたビジネスシーンでも相手の心にしっかりと伝わるものです。

七田さんは、著書の中で、小学2年生の時の、こんなエピソードを披露しています。
ある日、お父さんと一緒に出掛けた際、200円を拾ったそうです。
お父さんに、「こういう時は、交番に届けるものだよ」と教えられ、交番に連れて行ってもらいました。
お巡りさんは、
「お金を拾ったのかい、ありがとう。落とした人も困っているかもしれないね」
と頭を撫でてくれました。
 話はここで終わりません。
半年後、落とし主が見つからず、200円は七田少年の元に移りました。
そこでお父さんからの提案です。
「学級文庫の本を入れるスペースがなくて、本立てが必要だって言ってたでしょ。それを買ってみたらどうだろうね」
「200円じゃ買えないんじゃない?」
「お父さんが足りない分を出してあげるから大丈夫。きっとみんな喜ぶと思うよ」
お父さんは、いつも「〇〇しなさい」とい言わなかったそうです。
この場合のように、「〇〇したらどうだい?」と提案する。

なるほど!
これこそが「寄り添う言葉がけ」ですね。

子どもに対する教育だけでなく、大人の社会でも大いに役立つ教えです。

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