メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第55回(その24)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~心の師はどこにでもいる、大勢いる~

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第55回
(その24)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~心の師はどこにでもいる、大勢いる~

 ☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。

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「あなたの尊敬する人は誰ですか」
             志賀内泰弘

 「心の師」と呼ぶ人が大勢います。
もっとも、こちらで勝手に「師」と仰いでいるだけで、「師」は私の思いを知らない場合もたくさんあります。
私にとっての「心の師」は、聖人でも賢人でもありません。

ある一点でキラリと輝き、誰にも真似できそうなのに、誰にも追いつけないくらいスゴイことをやっている人です。

小学生の頃、先生から授業中に、
「あなたの尊敬する人は、誰ですか」
と聞かれました。
まだ、歴史や経済のことをよく知らない年齢です。
習ったばかりの、歴史上の人物の中から、徳川家康とか、ナイチンゲールなどと答える人がいました。
でも、かなり多かったのが、「お父さん」「お母さん」というものでした。
下町の、それこそ偏差値でいうと下の方の学校だったのですが、別に「良い子ぶる」こともなく、みんなが自然に答えていたことが印象に残っています。

さて、かなり旧聞になりますが、平成20年8月1日付け朝日新聞・朝刊の読者のコーナー「声」に、こんな投稿がありました。
茨城県在住の41歳の主婦の方の小学6年生になる娘さんが、国語の授業で先生から、
「尊敬する人は誰ですか」
と尋ねられたというのです。
娘さんに、どう答えたか興味津々で聞いてみると、
「隣のおじさん」
と答えたというのです。

なぜなら、
娘さんは幼い頃からずっと、日曜日の朝に町内のゴミ拾いをするのを見ていた。
その姿を見て、「すごい」と思ったというのです。

この話を読んで、ドキッとしました。
少なくとも、私が6年生の時には、そんなことは全く考えていませんでした。
いや、恥ずかしいけれど、大人になってもエゴの塊でしたから、
町内の掃除をしている人に目を向けることはありませんでした。

このお母さんは、
「身近に尊敬できる方がいてくださることに
親として改めて感謝した。
お隣のご主人がされてきたことは、
ただ町内をきれいにするだけではなかったと感じた」
と結んでおられました。

「尊敬する人」として名前を挙げることは簡単です。
でも、こうした「ゴミ拾いをしている人」というような行為を
「尊敬」の対象として考えられることは、素晴らしいと思いました。

どんな偉人も、
ゴミ拾いのような、誰にも注目されないような、
いや、誰もが避けて通るような小さな行為の積み重ねの結果として、
偉業を成し遂げて、名を成し功を上げたのでしょうから。

私の住む町にも、思わず手を合わせたくなるような
町内会長さんがいます。
損得なしで、みんなのために働いてくれています。
心底、尊敬しています。
あなたの尊敬する人は誰ですか。

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