メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第62回(その27)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~みうらじゅんさんに学ぶ、仕事人脈術~

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第62回(その27)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~みうらじゅんさんに学ぶ、仕事人脈術~

☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。

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「自称「一人電通」のみうらじゅんさんに学ぶ」

え?
みうらじゅん?
それ誰?
という方も多いでしょう。 
イラストレーター、漫画家、ミュージシャン・・・。
それよりも、サブカルチャーの旗手と呼んだ方がいいかもしれません。
仏像が大好きで「見仏記」シリーズはロングセラーとなり、仏教伝道文化賞沼田奨励賞を受賞しています。
そしてんなんと、NHK「最後の授業」でも登壇されています。
う?
やっぱり聞いたことない?
でも、あなたもきっと、いや、この言葉は間違いなくご存じと思います。

「ゆるキャラ」
「マイブーム」

この二つの言葉(造語)の生みの親なのです。
「マイブーム」にいたっては、1997年「新語・流行語大賞」の受賞者であり、なんと!2008年には「広辞苑」(第六版)に掲載されているのです。

みうらさんは、「ただ黙っているだけでは、流行しない。こちらから仕掛けていく」のだと語っています。
それは、どういうことか。
ここに、「人との出逢い」「人脈の活かし方」の極意があります。

みうらさんは、自分のことを「一人電通」と呼んでいます。
ネタを考えるのも自分、ネーミングも自分、デザインや見せ方を考えるのも自分。
雑誌やテレビ、イベントなどで発表するのも自分。
全部自分一人で、流行を作ってしまうことから、そう名付けたといいます。

その手法でキーとなるのが、「接待」だとそうです。
著書「「ない仕事」の作り方」(文春文庫)から、一部を抜粋して紹介しましょう。

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雑誌の仕事の場合、編集者に気に入られなければ、仕事はきません。
最初に単発の仕事を組んでくれた編集者がいたとします。
当然、自分の何かを面白がってくれたから依頼がくるわけです。
だとしたら、自分のやりたいことはとりあえずさておき、その編集者が喜ぶような仕事をしなければなりません。
仕事は読者や大衆のためにやると思う人もいるかもしれませんが、前述した通りそれでは逆に、仕事の本質がぼやけてしまいます。
考えるのは母親と、目の前の編集者だけでいいのです。
そして編集者が最初の仕事を面白がってくれれば、やがてそれが連載へと繋がるかもしれません。
そのためにも必要なのが「接待」です。
私はお酒の席にもよく編集者を誘います。
才能があっても接待がない作家と、才能はそこそこだけど接待がある作家。
私はもちろん後者で、しかも「一人電通」の営業マンも兼ねています。
さて、編集者がどちらを選ぶのか?
酒を酌み交わせば、おのずと距離が近くなるというもの。
そのとき編集者と作家は同胞でもある、友達であるという意識が生まれます。
同じ仕事をするならそうしないと楽しくない。
そもそも、自分の才能を認めてくれた第一人者なのですから、仲良くなりたいと素直に思えます。

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きっと、「何を昭和のおじさんが時代遅れのことを言ってるんだ」と、眉をひそめられる方もいるでしょう。
でも、作家であっても、物を売る仕事であっても、基本は同じ。
人と人のコミニュケーションによってしか、信頼関係は生まれないのです。

コロナ禍以降、リモートで仕事をするのが当たり前になりました。
人と人が合う回数が格段に減りました。
若い世代では、会わなくても、メールで用件は済むと考えている人も多いと聞きます。
でも、「会う」ことで、何かが生まれる。
雑談から、新しい仕事が始まることもあるのです。

「昭和のおじさんが何言ってんだよ」
と言われても、これは譲れません。

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