メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」トピックス№11「「君の代わりはいない」といわれる人になる人生が変わるココロの授業」
メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」トピックス№11
「「君の代わりはいない」といわれる人になる人生が変わるココロの授業」
☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
気づくと、年金もらう年齢になっていました。
身体は、30年前に上司のパワハラから倒れて大病をしているため、年齢に関係なく、とっくにガタが来ています。
でも、心はなぜか若くて、16歳だと思い込んでいます。
そのせいかわかりませんが、ちっとも成長しません。
次から次へと降りかかる苦難。
相次ぐトラブル。
さらに、何か行動を起こせば、失敗の連続。
30歳を過ぎたら、泰然自若、余裕綽々、悠々自適の暮らしをしていると思っていたのに、大間違いでした。
一言でいうと、
「未熟」。
毎日が、「修行」です。
でも、思うのです。
それでも、どうにかこうにか、辛いことも苦しいことも乗り越えてきた。
いや、乗り越えられなくても、「生きて」過ごすことができた。
それは、なぜなんだろう。
その答えは、明解です。
たくさんの失敗や挫折、苦しみや悩みがあったからです。
「あの時」があったから「いま」がある。
そう思うと、「失敗」や「苦難」に手を合わせて感謝したくなります。
さて、友人である上田情報ビジネス専門学校の比田井和孝さん・比田井美恵さんご夫妻が、新刊を出されました。
「「君の代わりはいない」といわれる人になる人生が変わるココロの授業」(三笠書房)です。
お二人の承諾をいただき、心に留まった、2つの項目を転載させていただきます。
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「磨くとは、「細かい傷をたくさんつけること」」
「人は人によって魂が磨かれる」。
海洋冒険家の白石さんは、こうおっしゃいました。
スポーツや受験勉強でもよく「切磋琢磨して」と言いますが、「磨く」とは、具体的にはどういうことでしょうか。
磨くとは、物理的には「細かい傷をつけること」です。
ダイヤも、磨製石器も、木製の仏像も、表面に細かい傷をたくさんつけることで磨かれ、ツルツルになって光り輝きだします。
これは、形のない「人間性」においても一緒です。
つまり、「人間性を磨く」ためには、傷つくことが必要なのです。
傷つくことで心が磨かれていきます。
逆に言えば、傷つくことなく、心が磨かれることはありません。
先日、ある大学生にこんな質問をされました。
「高校時代、人間関係でいろいろあって、友だちが一人もいませんでした。
大学に来て友だちを作りたいと思っているのですが、高校時代のことで人間不信になっていて、他人から傷つけられるのも嫌だし、他人を傷つけるのも嫌です。
そう考えると、人と関わることに前向きになれません。どうしたらいいのでしょうか?」
最近、必要以上に、「他人を傷つけたくない」と思っている若者が増えているのではないでしょうか。
そしてこの「他人を傷つけたくない」という思いの根っこには、「自分が傷つきたくない」という恐れがあるように思えます。
自分が傷つきたくないから他人も傷つけたくない、そう思うのはいいですが、現実的には、誰も傷つけずに生きていくことなんてできません。
人は人と一緒にいたら、大なり小なり必ず相手を傷つけ、傷つけられるんです。
でも、傷つけ、傷つけられるから人間性が磨かれるのです。
もちろん、わざと傷つけようとして、悪口や嫌がらせをするのとは違いますよ。
そうではなくて、「傷つけたくないから他人と関わりません」「傷つけたくないから思っていることも言いません」というのでは、お互いに磨かれることがなく、成長もしないということです。
〇相手も勇気をふりしぼっているかも
私も今まで、傷つけるつもりはなかったのに、他人を傷つけてしまったことがあり、その結果、自分も傷つくという経験をしてきました。
でも、そのおかげでまわりの人に対するアプローチの仕方が少しずつわかってきました。
私の言葉に落ち込んでいる人の姿を見れば、「しまった! もっと違う伝え方をすればよかった」と反省して謝り、逆に相手の言葉に傷ついたときは、「私はあんな言い方はしないようにしよう」、気まずい雰囲気になったときに相手の行動に救われたら、「私もあんな行動ができるようになりたい」と、お手本にしてきました。
本当は傷つけないほうがいいに決まっています。
ですが、傷つけることを恐れて人と関わることを避け、言うべきことを言わずに生きていくのでは、あまりにももったいない人生ではないでしょうか。
相手のためを思えば、相手にとっては耳が痛いことを言わなければならないときもあるでしょう。
言わずにすませれば、お互いに傷つくことも、傷つけられることもありません。
でも、それでは何も変わらず、成長もしません。そんなことで、よい仲間やチームになれるのでしょうか。
「もしかしたら彼は落ち込むかもしれない。
でも、きっとこの学生なら、私の言葉を素直に受け止めて、直してくれるに違いない」…そんな思いで、私も学生に注意することがあります。
それが学生の成長や将来の幸せのためだと思うから勇気を出して伝えるのです。
それが学生に本気で向き合うということだと私は考えています。
〇人は、人でしか磨かれない
ところで、一番硬い石は何かご存じですか。
そう、「ダイヤモンド」ですね。
ダイヤの原石は磨かなければあそこまでキラキラとは光りません。
では、ダイヤは何で磨くか知っていますか?
ダイヤはダイヤで磨くのです。
ほかの石や金属では磨けません。
硬いダイヤは、硬いダイヤでしか磨くことができないのです。
人も同じ。人も最初は石ころです。
そして、人は人でしか磨くことができません。
人と接することで、細かな傷がたくさんつき、それをなんとかしようとすることで少しずつ磨かれていきます。
心は磨けば磨くほど光り輝きます。
しかし、どんなふうに磨くのか、どれだけ磨くのかは自分次第。
繰り返しますが、人間性を磨こうと思ったら、人と接しなければなりません。
たくさんの人と接し、お互いに磨きあうことで、人として成長できます。
それはチームとしての成長も意味します。
これを繰り返していけば、自分自身もチームもどんどん磨きがかかり、不可能と思われることもやすやすと成し遂げられる、素晴らしいチームになっていきます。
「チームとなるチカラ」、大事ですね。
「立ち直り方を知っていれば、いくらでも挑戦できる」
初めてスキーをする人に、インストラクターが最初に教えることは何でしょう?
ブーツを履いてスキーを装着したら一番に学ぶこと、それは、「転び方と立ち上がり方」です。
これをマスターしておかないと、変な転び方をしてケガをしますし、転んだあと、自分で立ち上がることができず、誰かに助けてもらわなければなりません。
さらには、「転んだらどうしよう」「転ぶのが怖い」と思っているうちは、「転ばないように」と、体の余計な部分に力が入り、なかなか上達しません。
転び方と立ち上がり方をしっかり体得して、はじめて一人で滑ることができます。
最初はゆるやかな下り坂さえも、こわごわへっぴり腰で滑っていますが、何度か「転んでも痛くないし、転んでもちゃんと自分で立ち上がれる」という経験をすると、どんどん大胆にスピードが出せるようになっていきます。
こうなれば、思い切って挑戦できるので、あっという間に上達します。
人生も似たようなもの。
失敗したときの立ち直り方を知らない人は、「失敗しないように」と、おそるおそる生きていくしかありません。
常に無難な生き方を選択します。無難とは、「難が無い」のですから、確かに安全かもしれません。でも、面白くはないでしょう。
逆に、失敗してこけても、立ち上がればいいだけ、と考えられる人は、安心して挑戦できます。冒険したくなるのです。
もちろん、失敗もしますよ。でも、ときには誰もが想像しなかったほどうまくいくこともあるんです。これが人生の醍醐味ですね。
失敗からの立ち直り方は、「挑戦して失敗して立ち直る」…これを何度も繰り返して、体得していきます。
経験値を積むことで「立ち直る感覚」がわかるようになります。
しかも、失敗が多ければ多いほど、たくさんの立ち直り方を学べます。
失敗の内容が違っても、前回失敗したときに、どうやって気持ちを立て直し、ミスを修復していったのかという、蓄積された経験則や感覚があなたを支えてくれます。
そうなれば人生、怖いものはありません。
やりたいことに、恐れずに挑戦できるようになります!
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いかがでしたでしょうか。
「傷つきたくない」のは私も同じです。
今でも、失敗や挫折はしたくありません。
でも、人生というのは、そうそう上手くばかり行くものではありません。
どんなに、傷つかないように、転ばないようにと生きていても、まるで空からカラスのウンチが降って来たかのように、避けられない災いが訪れるものなのです。
若いうちに、たくさん傷つき、たくさん転んだ人ほど、歳を取って災難に出会ったとき、「心の抗体」を持っているのでダメージを最小限に収めることができるのです。
実は、かくいう私も、今この瞬間も辛くて辛くて、苦しんでいることがあります。
逃げたい、遠ざけたい、と思いますが、それでもグッと耐えて、
苦難を受け入れようと努めています。
なぜなら、
涙の後には虹が出ることを、拙いながら人生の経験から知っているからです。
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ここに集まる「いい話」の主人公に共通するキーワード。
それは、ギブアンドギブ! 「利他の心」です。
忙しい毎日をお送りの皆さんに、日々の生活からちょっぴり途中下車して、志賀内とその仲間(賢人・奇人・変人・達人) たちの「ハートフルな感動物語」をお楽しみいただき、心の癒しにお役に立てたら幸いです。
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