メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第78回(その32)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~「子育て四訓」に「恩送り」の心を学ぶ~

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第78回
(その32)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~「子育て四訓」に「恩送り」の心を学ぶ~

☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
 
当メルマガでは、たびたび「ギブアンドギブ」と「恩送り」について書いてきました。
今日は、「恩送り」を行う上での「心の持ち方」について、「子育て四訓」という教えを元にしてお伝えします。

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「その人ではなく、誰かに返す」

「恩送り」とは、人に親切にされたら、その御恩を次の人に送ることです。
親切をする人の立場から見ると、親切をする際、「見返りを期待しない」ことが重要になります。
そうしないと、
「あんなに親切にしてやったのに恩知らずだ」
と、愚痴になって自分が苦しむだけでなく、「恩送り」という生き方が成立しなくなってしまうからです。
「恩送り」で住みよい世の中をみんなで作ろうと提案してきました。
「恩送りプロジェクト」
https://shiganaiyasuhiro.com/project-favor/

 さて、家の近所を散歩中、神社の掲示板に2枚の貼り紙に目が留まりました。

 「乳飲み子から肌は話すな
 幼児は肌を離して手を離すな
 少年は手を離して眼を離すな
 青年は眼を離して心を離すな」

 「誰かにそうしてもらったように
 誰かにそうしてあげよう
 無理をしないで
 感謝の気持ちを込め
 誰かにやさしくかえそう」

 調べてみると、1枚目は、山口県下関市の教育者、緒方甫氏が提唱された「子育て四訓」という、子育ての心得でした。
子どもの発達段階に応じて親子の距離を調整していくという考え方だそうです。
 2枚目は、永六輔さんが作詞し中村八大さんが作曲した歌、「生きているということは」という曲の1番の歌詞(下記)の一部からとって、言葉を付け加えたものだろうと推察できました。
 
 生きているということは
 誰かに借りをつくること
 生きていくということは
 その借りを返してゆくこと
 誰かに借りたら誰かに返そう
 誰かにそうして貰ったように
 誰かにそうしてあげよう

宮司さんは、なぜ、違う作者の言葉を2枚並べたのか。
勝手ながら、こんな推測をしました。

多くの人は、親の「恩」を受けて育ちます。
親は、子供に目いっぱいの愛情を注ぎたいと思うけれど、それが行き過ぎると過保護になり、子供の将来によいとはいえない。
そこで、「子育て四訓」です。

 「乳飲み子から肌は話すな
 幼児は肌を離して手を離すな
 少年は手を離して眼を離すな
 青年は眼を離して心を離すな」
子供は親の深い愛情によって、育ちます。

そうして育った子供が大人になります。
自立して生活が安定してくる頃、親は老いて生活がままならなくなります。
親孝行したい。
しかし、親孝行する前に、旅立ってしまうこともある。
そこで、もう1枚の貼り紙です。
「誰かにそうしてもらったように
 誰かにそうしてあげよう
 無理をしないで
 感謝の気持ちを込め
 誰かにやさしくかえそう」

親から受けた「恩」を、今度は自分の子供に返す。
それは、当たり前。
しかし、ここでは「誰かに」と言っています。
そう、「誰か」わからないけれど、自分が受けた親からの「恩」を次の人に「送ろう」というのです。

そういう「やさしい」心根の大人に育った自分の息子・娘を雲の上から見て、
きっと親は誇らしいに違いないと思うのです。
「うん、俺の育て方は間違ってかなった」
「あの子は人にやさしいから、心配してないわ」
と。

 
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