メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第80回(その33)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」 ~「比較三原則」をご存じですか?~
メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第80回
(その33)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」
~「比較三原則」をご存じですか?~
☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
長らく講演活動を休止して、執筆に集中する日々を送っています。
「小説家になりたい!」と決めたからです。
それでもありがたいことに、講演依頼を賜ります。
もともとオシャベリなので、お断りするのがとても辛いです。
ところが、「ぜひ、やらせて欲しい」と、こちらかもお願いしたいほどの依頼が舞い込みました。
今日は、そのお話です。
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「スペアの効かない人間になれ!」
志賀内泰弘
4年前のことです。
友人からのご縁で、「ぜひ、お願いしたい」というほどの依頼が舞い込みました。
私の母校の、名古屋西高等学校で授業をして欲しいというのです。
名古屋西高等学校では、平成30年度から「創造表現コース」というクラスが設立され、そこで新聞記者をしている高校の同級生K君が、教鞭を取っていいます。
そのK君から、
「何か生徒のためになる話をしてやってくれ」
と言われ、50分の講義一コマもらったのでした。
なんでも、役者、ダンサー、漫画家、小説家、ミュージシャンなどをクリエイティブなパフォーマーになることを夢見る生徒が集うコースで、それらの道へと誘う一流の講師陣が揃っています。
なんと高校のOBで芥川賞作家の諏訪哲史さんも講師陣にいます。
なんと! 贅沢な!!
自分が高校生の頃、将来の夢なんてありませんでした。
とりあえず、大学に入ってから考えればいいや。
そんないい加減な奴でした。
それなのに、ここに通う生徒たちは、すでに17歳で「なりたいもの」が明確に定まっているのです。
聞けば、同コースの卒業生で宝塚音楽高校に合格し、宝塚の舞台で初舞台を踏んだ人もいるといいます。
また、同じ卒業生である岡崎紗絵さんは、既に数々のドラマに出演し、女優としても頭角を現しているといます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%B4%8E%E7%B4%97%E7%B5%B5
「講演は止めた」
と公言しているにもかかわらず、
恐れ多くも私は、「若者に伝えたい」という欲求を抑えることができませんでした。
さて、何を話そうか。
今年で4回目となりましたが、こちらも勉強させていただくという謙虚な気持ちで、毎年、違う話をしています。
さて、今年のテーマは、
「スペアの効く人間になるな!」
という話です。
人間のする仕事は、どんどんロボットに置き換えられてきました。
その上、AIの進化で、「考えること」までもが人間の手が離れつつあります。
なにしろ、「創造表現コース」の生徒たちです。
AIには真似できない、「あなただけ」の「あなたしかできない」パフォーマンスができる人間になって欲しいと思ったのです。
そこで、「スペアの効く人間になるな!」という訳です。
例えば、サラリーマンになると、突然何かの理由で退職したとしても、その会社は別に困ることもなく、今まで通り仕事が続きます。
それであっても、
「辞めないでくれ! 君がいないと我が社は困るんだ」
と、社長から言われる人間を目指して欲しいのです。
サラリーマンではなく、個人のパフォーマーであれば、余計に「取り換えの効く」人間では困ります。
俳優であれば、
「君のための脚本なんだ。君が代わりの人ではこの映画は成り立たない」
と言われる人になって欲しいのです。
では、どうしたら「スペアの効かない人間」になれるのか。
「ゆるキャラ」「マイブーム」という言葉の生みの親で、イラストレーター、漫画家、ミュージシャンであり、仏像が大好きで「見仏記」シリーズはロングセラーとなり、仏教伝道文化賞沼田奨励賞を受賞している、みうらじゅんさんが、こんなことを言っています。
「比較三原則」
「非核三原則」の間違いではありません。
あくまで、「比較三原則」です。
「他人」「過去」「親」
この三つと、自分を比較しないこと。
「他人」と自分を比較して、優劣をつけたり、羨んだり、劣等感を抱いたりしないようにする。
「 過去の自分」と比較して、今の自分を卑下したり、後悔したりしないようにする。
「親(親戚)」と自分を比較して、プレッシャーを感じたり、劣等感を抱いたりしないようにする。
この「比較三原則」を意識することで、他人と比較して落ち込んだり、過去の自分と比較して後悔したり、親と比較してプレッシャーを感じたりすることがなくなり、より楽に生きられる、という考え方です
人は、自分に上手くいかないことがあると、
人と比べたくなります。
上手くいっている人のマネをしようとします。
それだけならまだいい。
マネからオリジナリティに発展することもあるからです。
問題は、比較して、卑下して、自分を見失うことです。
恥ずかしながら、そういう私も小説の構想を練っているときに、
しょっちゅう「比較三原則」を守ることができず、迷宮を彷徨う羽目になります。
ですから、本当はそんな偉そうなことはいえないのですが。
生徒の一人に、俳優志望、いや端役ではありますが、既に映画出演を果たしている男子がいました。
高校卒業後、東京の芸能事務所に入ることが決まっているそうです。
彼にお願いしておきました。
「芸能事務所の社長さんに、私の小説の映像化をお願いしてね。
それから、君が大スターになったら、私の作品に出てくださいね」
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