メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第101回(その37)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~良きご縁を紡ぐには、目先の利益に囚われないこと~

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第101回
(その37)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」
~良きご縁を紡ぐには、目先の利益に囚われないこと~

☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
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「目先の利益に囚われない、という生き方」
        志賀内泰弘

ドラマにもなった、直木賞作家・池井戸潤さんの小説「陸王」を読んで心も身体も震えました。
主人公の一人は、埼玉県行田市にある老舗の足袋メーカー「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一です。
斜陽産業の足袋だけでは食べていけない。
そこで、ランニングシューズの開発を手掛けます。
有望視されながらも、ケガで第一線から離脱して調整中のダイワ食品陸上部の部員・茂木裕人に声をかけ、
「足に負担のかからない」アスリートのためのシューズの開発を成し遂げます。

しかし、
そこには、業界最大手のスポーツ用品メーカー「アトランティス日本支社」が立ちはだかります。
さまざまな卑怯な手を使い、「こはぜ屋」を妨害。
それだけでなく、選手たちに圧力をかけ、自分たちのシューズを使うように強制します。

そこに立ちはだかるのが、シューズマイスターの村野尊彦でした。
シューズマスターとは、選手の状態を把握し、その人に適したシューズを選んだり作ったりする専門家です。
村野は、元々は「アトランティス日本支社」と契約していましたが、
選手を育てるのではなく、目先の利益にばかり力を入れるマネージメントに嫌気が差し、自ら飛び出したのでした。

さて、本題です。
ラストシーンにほど近いところで、村野が、こんなことを言います。

「苦労を知らない人間ほど始末の悪いものはないからね。選手たちのためにもそんな奴に負けるわけにはいかないんだ。我々はシューズを作っているけれども、本当の目的は売ることじゃない。それを履く選手を支えることだ。そして、一緒に夢を追いかけることだろう。それを理解している人間とそうじゃない人間とでは、天と地ほどの差が生まれる。彼はまだそのことに気づいていない」

このセリフには、
「人は何のために働くのか」
「会社とは、どうあるべきか」
という答えが凝縮されています。

人は、欲の塊です。
欲がない人間なんて、いるわけがありません。
それこそ、人間から欲を取ったら、もうマザー・テレサか神様になってしまうでしょう。

かんてんぱぱブランドで知られる伊那食品工業は、50年以上も増収増益を続ける優良企業です。
テレビの情報番組で、「かんてん」が健康に良いと取り上げられ、一大かんてんブームになったことがありました。
日本全国のスーパーの棚から、かんてんが消えました。
普通の会社なら、ここで、
「さあ、商機だ!フル回転で製造し、売って売って売りまくれ!」
となるところです。
しかし、伊那食品工業は違いました。
この会社では、一気に売上を伸ばすことを良しとしないのです。

会長の塚越寛さんは、その著書「年輪経営」の中で、こう説いています。
「目先の利益を追わない」
と。
例えば、具体的には、
1.安いからといって仕入先を変えない。
2.人員整理をしない。(人の犠牲の上にたった利益は利益ではない)
3.振込手数料を相手に持たせない。

目先の利益を放棄していると言ってもいいでしょう。
でも、きっと辛いに違いない。
でも、グッと堪えて、先を観る。
それが、長期にわたって企業が成長する元になっているのです。

良きご縁は、人生を変えます。
それは、商いにおいても同じ。
目先の利益を追わない人(企業)は、人(お客様)からの信用を得ることができるのです。
    

 
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