木下晴弘さんプロフィール
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圧倒的に感動させてしまう西日本No.1の講演家
1965年大阪府生まれ。
同志社大学卒業後、銀行に就職するが、学生時代大手進学塾の講師経験で得た充実感が忘れられず、退職して同塾の専任講師になる。生徒からの支持率95%以上という驚異的な成績を誇り、多数の生徒を灘高校をはじめとする超難関校合格へと誘う。
その後、関西屈指の進学塾の設立・経営に役員として参加。
「授業は心」をモットーに、学力だけではなく人間力も伸ばす指導は生徒、保護者から絶大な支持を得た。
以後10年間にわたり、講師および広報・渉外・講師 研修など様々な業務を経験。
現在、株式会社アビリティトレーニングの代表取締役として、全国の教育機関で、教員・保護者・生徒向けのセミナーを実施している。そしてそのセミナーは様々な分野の各企業からも注目され、いまやセミナー受講者は400,000人を超えている。
著書
- ココロでわかると必ず人は伸びる 総合法令出版
- できる子にする「賢母の力」 PHP研究所
- 涙の数だけ大きくなれる! フォレスト出版
- 人生が180度変わる 幸せの法則 総合法令出版
- しあわせの教科書 アチーブメント出版
- 学校では教わらなかった人生の特別授業 フォレスト出版
- 子どもが心から勉強好きになる方法 PHP研究所
- ココロでわかれば、人は“本気”で走り出す! ごま書房新社
- にじいろのバトン しちだ・教育研究所
- シグマベスト 高校入試 合格へのベストアプローチ数学 図形 文英堂
- シグマベスト 高校入試 ズバピタ数学 図形 文英堂

木下晴弘さんとの出逢い、そして、人生を変える本
木下さんは私の憧れでした。
「会いたい、会いたい」と、ずっと思っていました。
なぜなら、木下さんが書かれた一冊の本で人生が変わったからです。
その本とは、
「涙の数だけ大きくなれる!」(フォレスト出版)
です。私自身が、この本の第一章の収められている「あるレジ打ちの女性」という話に登場する女性のように、何をしても続かない人だったからです。
会いたい、会いたい・・・
そう強く思い続けていたら、まさしく「念ずれば通ず」を証明するように、ご縁の機会が訪れました。
上田情報ビジネス専門学校の比田井和孝・美恵ご夫妻の紹介で、お目にかかることができたのです。しかし、それは本当に名刺交換程度の時間でした。
「ぜひ、今度はゆっくりとお目にかかりたいです」
そう手紙をしたためると、すぐにご返事がありました。
「三重県の学校での講演があり、大阪へ帰る前にちょっと遠回りして名古屋駅で途中下車します」
というのです。
超人気の講師であり、ベストセラー作家です。アポを取ろうにも、なかなか連絡すらつかない方です。嬉しくて嬉しくて、そのお言葉に甘えることにしました。
待ち合わせをしたのは、名古屋駅にある名鉄グランドホテルのラウンジです。
手土産を渡すと、身をのけぞって、
「ええ~、私にいただけるんですかぁ~」
と、大きなボディアクションをして喜んで下さいました。
「私が取材する志賀内人脈塾という勉強会で講演をお願いできますか?」
と言うと、一瞬の迷いもなく、
「もちろん喜んで」と即答。条件もなにも後回し。
その後も、私のしゃべるどんな詰まらないことでも、
「へえ~」
「ほう」
「はー」
を連発して感心して下さる。
一緒に居て気持ちがいいったらありません。
振り返って自分はどうか。
まったく、お恥ずかしいばかりでした。
そう、木下さんは「実るほど頭を垂れる稲穂」のような人なのです。
さて、話は戻ります。
「あるレジ打ちの女性」の話です。
私は、講演活動をしていた頃、一つのポリシーというか理念を持っていました。それは、自分で実際に経験したり、取材したことしか話さないということです。でないと、心が伝わらない。それに、人の体験を伝えるなら、私がする必要はないと考えたからです。
でも、一つだけ、例外がありました。
それが、「あるレジ打ちの女性」の話でした。
これを90分の講演のラストで朗読していました。
生前にカミさんと、誰もが泣けるということで評判のトム・ハンクス主演の映画「グリーンマイル」を観ていた時のことです。隣でカミさんがウォンウォン泣いているのに、私は目頭も熱くなりませんでした。かなり「冷たい」と責められました。
でも、心の中では泣いているのですが・・・。
そんな私が、「あるレジ打ちの女性」の話の終盤にかかると、涙があふれて朗読も困難になってしまうのです。こらえれば、こらえるほど泣けてくる。
「あるレジ打ちの女性」の話で、私の人生が変わりました。
人は歳を取るとなかなか変われないと言います。
それでも、
その後の私の人生が大きく変わりました。
この本のおかげだと確信しています。
〇 なお、現在、「あるレジ打ちの女性」の収められている「涙の数だけ大きくなれる!」は、リニューアルされて青春文庫から出版されています。
〇 当「いい人・いい話のフェス」では、木下さんが、志賀内が編集長を務めていた月刊紙「プチ紳士からの手紙」に寄稿いただいたお話を紹介させていただきます。