なぜ、木曾ヒノキがいいのか

木にまつわるミニコラム③
「なぜ、木曾ヒノキがいいのか」

昔から、江戸の大火があると、木曾ヒノキが大量に切り出され、江戸の町の再建に使われました。伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮では木曾ヒノキが使われます。では、なぜ、木曾ヒノキが持て囃されるのでしょうか。
それは、目の細にあります。木曾ヒノキは植林してから約70年で建材に使われます。一方、九州や四国のヒノキは40年で同じ大きさに育ち出荷されます。その年輪に違いがでるといいます。
前者は、年輪が一年で一ミリ以下、後者は1から3センチ。細かいほうが収縮率が低く、狂いのない材料となり耐用年数も長くなるというわけです。