16「三歩進んで、二歩下がる」

 その昔、大ヒットした、水前寺清子さんの「365歩のマーチ」の中にある歌詞です。

 本当に実感できます。ついつい、一足飛びに結果を出したいと思ってしまうのですが、実際はそうはいきません。仮に、ピョ~ンと飛躍したとしても、その反動がやってきます。

 ただ不思議なことに、三歩進んだことよりも、二歩下がったことのほうが「学び」が多いようです。「失敗は成功のもと」とか「ピンチはチャンスだ」とか言いますが、二歩下がることが、明日へと進む力になることは間違いありません。

 結局、人は二本の足で、一歩一歩ゆくしかないのです。そして、それが確実でもあります。