31「生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力だと考えます」松井秀喜著「不動心」新潮選書
ご存じのように、2006年5月、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手は左手首を骨折するという大怪我をしました。まだ手首は完全な状態ではない。不安な気持ちを抱えつつ、その困難を前にしての言葉です。 学校では、「上手く […]
30「してやるは恩着せ させてもらうはお布施」
近所のお寺の門前に、この言葉が張り出されていました。和尚さんが書かれたものです。 ついつい口にしてしまいがちです。「なになにしてやったのに」と。恩着せがましいと、せっかくの好意も嫌われてしまいます。「なら、してもらわ […]
29「自分のすぐそばにいる人の悩みとか苦しみが見えない勉強なんて何の意味があるのか」松崎運之助著「母の色えんぴつ」北水・刊
勉強というと、知識を覚えるということと捉えがちです。実際に、学校の成績は、たくさん暗記した人が良い点数をもらえます。だから、暗記をたくさんした人が、良い学校へ進学します。でも、大人になるに従って、知識以外の勉強の意味に […]
28「明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい」マハトマ・ガンジー
大病をしたことがあります。生死を彷徨いました。退院した夜に、自宅で食べたご飯の美味しかったこと。お風呂に入って汗を流せることの幸せ。本当に健康というものに感謝しました。そのときから、「明日はないかもしれない。今日一日を […]
27「褒め言葉をもらえば、それだけで2か月間幸せに生きられる」マーク・トウェイン
「トムソーヤの冒険」の作者であるマーク・トウェインの言葉です。 本当に人間って単純です。どんなに偉い人でも、褒められたら嬉しいものです。嬉しいと、褒めてくれた人が好きになる。好きになると、その人の言うことを聞いて上げ […]
26「自分の言葉で仕事をすることって、大事だと思うんですよね。借りてきた言葉ではなくて」編集者・石原正康さんの言葉
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組の中で、今まで100冊以上もベストセラーを生み出している編集者に、「プロフェッショナルとは?」という質問をした際の答です。続けて、石原さんはこう言っておられました。 […]
25「ないものねだりから あるものさがしへ」
最近、あちこちでこの言葉を聞くようになりました。文化人類学者の辻信一さんが、講演などで提言しておられるテーマです。「無いものを嘆いていても始まらない。ここにあるもので、町おこしをしよう」と、地方に住む人たちがこの言葉を […]
24「食べ物は生き物である」
当り前のことです。肉は動物、野菜は植物です。パンやうどんも、元は小麦。調味料だって、全部。でも、普段なにげなく食べていると、そんなことも忘れてしまいます。 こんな話を耳にしました。ある小学校でのこと。給食を食べる前に […]
23「人間は自分のことはわからない・・・」池波正太郎著「男の作法」新潮文庫より
池波さんは若い頃、料理屋さんに入って、くわえ楊枝のまま外に出ようとした。そのとき、「みっともないからおよしなさい」と人から注意されたそうです。ここで、「何だ、お前にそんなことを言う資格があるのか。お前だって・・・」と言 […]
22「きみたち死なない程度に病気をしなさい」聖路加国際病院理事長・日野原重明著「生き方上手」ユーリーグより
日野原先生は、若い頃、結核を患いました。治るかどうかわからないまま、絶対安静の状態で、ベッドの上にいたそうです。 このおかげで、病気の人たちの心がわかるようになったといいます。病気のことは、教科書に書いてあるけれど、 […]