北村遥明さんプロフィール

真面目を突き抜けた「学び」の達人
「虹天塾近江」主宰

48歳。1974年生まれ。

 高校野球の監督になりたくて24歳で高校教師に。しかし最初の学校では生徒指導で悩みに悩む。そんな折り、原田隆史先生という、大阪の中学教師で「生徒指導の神様」「陸上競技で全国V13達成」と言われる先生と出会い、むさぼるように学んだ。その結果、指導する野球部が初の県ベスト16になるなど成果が出はじめた。
 ところが成果が出てくると天狗になってしまう。気がつくと大変な苦難の連続。野球部の生徒に、「先生、監督やめてください」とまで言われたこともあった。
「努力は報われるはず!」そう信じてストイックにやるしかなかった。けれども、40歳を過ぎてもうまくいかない・・・。「こんな本当にいいのか…」そう思い始めた。
 そんなときに、ある方に、「人生の目的は楽しむことです」という言葉をいただいた。それまで授業や学級経営、部活動指導で「楽しむ」なんて意識したことがなかった。「正しいよりも『楽しい』を優先させてみよう・・・」まさに壮大な実験!その実験結果は・・・大成功だった。すべてうまくいき始めたのだ。
 こうして、今も毎日楽しんで教師という仕事させてもらっている。
 仕事以外では、35歳の時に「虹天(こうてん)塾近江」という勉強会を立ち上げ、毎月1回同志が集まり、読書会や講師の先生に講演をしていただくなど工夫を続けている。今年で14年目。コロナを機にZoomでも誰でも参加できるようになり、全国に仲間が広がっている。また、毎月、※『虹天(こうてん)』という機関誌もつくり、全国の縁ある方々にお送りしている。この虹天塾近江は、私にとってもっとも大きな学びの宝庫で、仕事にも大いに生きている。最近では、作詞・作曲にも取り組み、弾き語りで生徒へのメッセージを送ることもある。令和4年滋賀県文学祭の作詞部門で入賞。
 ※「虹天」誌の無料試読をされたい方はどうぞ連絡ください。

(連絡先)〒527-0064 滋賀県東近江市尻無町1843-1
(メールアドレス)big.sunny0320@gmail.com
(ケータイ)090-6679-8087

志賀内泰弘

北村遥明さんのこと

 よく言います。
 「あの人は、真面目を絵に描いたような人だ」
と。ある人は、それを尊敬の念で受け取ります。でも、私は天邪鬼なので、「真面目なんてつまらない」と感じてしまいます。

 ところが、です。
 真面目も、その真面目さが天へと「突き抜ける」くらいに真っすぐに伸びると、「超人」に変貌します。
 それが、北村さんです。
 高校で教鞭を取る傍ら、「虹天(こうてん)塾近江」を立ち上げ、毎月1回同志が集まり、講師の先生を招いて勉強会を開催しておられます。
また、毎月、『虹天(こうてん)』という機関誌を発行し、全国の友人・知人に送っておられます。
 どちらも、徹底して「真面目」です。
 いや、今、気づきました。
 「真面目」という言葉はそぐわない。
 そうです!
 「真摯」
 です。真面目で、ひたむきなさまのことです。
 北村さんは、真摯な紳士です。