理央周さんプロフィール

作家さえも元気になる
マーケティングのプロフェッショナル

理央 周(りおう めぐる)本名 児玉洋典

マーケティングアイズ株式会社 代表取締役
関西学院大学 経営戦略研究科 教授

米国インディアナ大学MBA。アマゾンやJ:COM、マスターカードでマーケティング部立ち上げやブランドマネジメントに従事した後に起業。

現在は、マーケティングアイズ株式会社代表として、新規事業立ち上げ、ブランディング構築のコンサルティングと、マーケティング人材の開発・社員研修を提供。主要顧客企業は、パナソニックグループ、コスモ石油グループ、日本トレクス株式会社、天野商事などおもに法人向け営業組織のマーケティング力強化に定評。

2018年からは、(一社)最適経営学践協会の代表理事として、企業経営者に「学びと実践を共有する場」を提供。

関西学院大学 経営戦略研究科で教授として、国際経営コースにて教鞭を取る。講義は全て英語で実施。

ビジネス書著者として「売れない問題 解決の公式」「なぜか売れるの公式」(日本経済新聞出版)などこれまで海外を含めて20冊以上を出版。テレビやラジオ出演や新聞、雑誌、ネット媒体などへの寄稿も多数。

志賀内泰弘

いつも理央周さんの本から学ばせてもらっています

 元々、私は金融マンでした。
 融資の審査と、不良債権の回収の仕事に長く携わっていました。
 いつも、経営に苦しむ企業の社長さんと面談していて、いつも思う事。
 それは、「なんとかお役に立ちたい」ということです。
 でも、私の仕事は、「金融」という一面でしかなく、苛立ちを覚えていました。
 そこで、プライベートでマーケティングの勉強を始めたのです。
 もちろん、会社の仕事にストレートに役立った訳ではありませんが、
 それでも、経営者のみなさんの悩みがよくわかるようになりました。

 それは、一言。
 「どうしたら売れるか?」
 です。
 そんなことから、自然にマーケティングを専門とする経営コンサルタントの友人が大勢できました。
 その一人が、理央周さんでした。

 私は会社を辞めて作家になってからも、それは変わりませんでした。
 出版社の編集者さんと話をしていても、はやり、同じ話になります。
 「どんな本が売れるんだろう」
 そんなある日のことです。
 理央周さんから新刊の献本が届きました
 タイトルが、まさしく「売れない問題解決の公式」(日本経済新聞出版)。
 締め切り絶壁の中でしたが、「これは読まねば」と飛びつくように一読しました。
 そして、「やっぱりそうだよなぁ」とある項目で目が留まりました。

 それは、ペルソナです。
 戦略を練る際に想定される具体的な顧客の人物像などのことです。ペルソナ像を想定するには、顧客になりきること、たった一人の仮想顧客を生み出すことが肝心と、理央さんは言います。
ハッとしました。
 「京都祇園もも吉庵のあまから帖」シリーズなど、私の書く小説も商品です。その小説を書いていて、
 「あ~書けない、筆が進まない。どうしよう」
 と、ラビリンスに迷い込むことがあるのです。
 そんな時、思い浮かぶのが、京都のとある書店員さんの顔です。
 その店員さんは、「もも吉」の1巻からのファンでいて下さって、お店を訪れると「サインをお願いします」と新刊を胸に、向こうから挨拶にいらっしゃるのです。
 「よし!あの人を喜ばせるように書こう!」
 アイデアがなかなか出なくて悩んでいる時にも、元気が出てくるのです。

 理央さんの本には、いつも「売れない悩み」を突破する力をもらっています。