「続ける」

渡辺経営コンサルタント事務所 季刊誌「かけはし」vol.117号(令和5年10月号)

令和5年8月1日で、WMCは創業32年目に入りましたが、ここまで順風満帆で来たわけではありません。さまざまな出来事にぶつかり、試行錯誤を繰り返しながら、今まで何とか歩んでくることができました。

私やWMCは本当にツイていたのです。人生や経営の羅針盤を示してくださる善師・善友はじめ、良客に恵まれたことで、WMC丸を座礁させることなく舵を取ることができたからです。また、WMCの良きスタッフに恵まれ、今まで支えていただいたことも大きな力となりました。

創業してから今まで、私が続けているものに、私の考えや思いを記した社長通信(B5版・1~2枚)があります。毎月、それを給料袋に同封し、スタッフに思いを伝えてまいりましたが、今月で第385号になりました。時々、それらの文章を読み返すことがありますが、稚拙な文章だなあと反省しきりです。

また、弊社季刊誌「かけはし」も今号で30年目に入りました。昔から書くことが苦手だった私にとって、考えや思いをまとめてスタッフに伝えたり、お客様をはじめ、良縁をいただいた方々に伝えるということは、正直、大変なことでしたが、書かざるを得ない環境を自ら設定したことで、少しは書くトレーニングになったように思います。それでも、まだまだ修業が必要なようですが…。

それから、弊社主催の講座では「実践経営塾」が30年目に入り、「ショック・クリニック・セミナー」が28年目、ゲスト講師をお招きした「WMC大学」は26年目、「WMC道心塾FAX&Eメール講座」は25年目に入りました。よくここまで続けてくることができたなあと感慨深くもあります。

「本物は続く、続けると本物になる」という教育者・東井義雄先生の教えがあります。また、鍵山秀三郎先生から教えていただいた「十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年にて歴史なる、五十年神の如し」という教えもあります。地味に、コツコツ、泥くさく継続していくことで、大きな力となり本物になっていくことを信じて、これからも精進してまいります。続けていくプロセスが自分やWMCを育て、質を向上させる基(もとい)になると信じて…。