渡辺康雄さんプロフィール

校長先生というイメージをガラリと変えるナイスガイ

志賀内泰弘

人の痛みがわかる、あこがれ先生

 渡辺さんに初めて会った時、いきなりヘビーな話をいくつも聞きました。
 生死に関わる重篤な病気になり、絶望の淵に陥ったこと。
 そして、
 大学を卒業して二年目に担任を持ったクラスで、いきなり学級崩壊が起きてしまったことなど。
 さらに、教育委員会に出向した際、クレームの担当者になり精神的におかしくなってしまうほど悩んだことも聞きました。
 だから!
 渡辺さんは、人の心の痛みがわかるのです。
 だから!
 とっても優しいのです。
 だから、人としてどう生きるべきか?を教えられる先生なのです。  渡辺さんは、私にとって「あかごれ先生」です。

渡辺康雄

優しくなった自分

 あるイベントを通して出会った人たちの共通ワードが、
 「志賀内さん」
だった。
 当時は、
 「しがないさんって、どんな方で、どんな漢字を書くんだろう?」
としか思わなかったが、赤い糸は確実に繋がっていたようで緊張しながらも喫茶店でお会いした。
 10年ほど前のことなので、話の詳細までは覚えていないが、別れ際、
 「いい話だねぇ。せっかくだから書いて送ってよ。」
 と伝えられた。
 教員という職業柄、話すことを通して思いを伝えていたが、文章という形で思いを伝えたのは学級通信ぐらい。それでも、言われるがまま2つの記事を送った数ヶ月後、志賀内さんが編集する「プチ紳士からの手紙」に掲載された。嬉しいよりも恥ずかしいという気持ちの方が大きかったことを覚えている。   
 それから「いいなぁ」「素敵だなぁ」と感じることがあると、自分だけ笑顔になることが申し訳なくて志賀内さんに送信。今では、鈴木中人さんが発行する「いのちびと」や日本教育新聞にも掲載されるようになった。
 志賀内さんとの出会いで優しくなった自分がいる。
 それは、小さな気配りや思いやりが見えるようになったからだ。
 さらに、心温まる話を書くようになってから、視界に入ってくる景色や捉え方が変わり、自分の中で小さな出来事が素敵なドラマに、ほっこりする出来事が心温まるエピソードに成長している。
 誹謗中傷に溢れている世の中だからこそ、人の温かさに目を向け、1つでも笑顔を生み出したいと思っている。
 お時間があればぜひご覧ください。