山本孝弘さんプロフィール

タテ・ヨコ・ナナメ、四方八方の切り口の
鬼才コラムニスト
日本講演新聞中部支局長・コラムニスト
1970年 愛知県刈谷市で生まれる。現在、豊橋市在住。
20代の頃、「ベトナム縦断の旅」「アジア101日間放浪の旅」をする。
その後、いったん就職するも32歳でアメリカに半年留学。
帰国2年後に結婚。約15年間水道工事会社で営業社員として勤務。ようやく普通の大人になる。
平成27年からみやざき中央新聞(現「日本講演新聞」)にコラムを書き始める。
好評を博し、水道工事会社を退社して執筆に専念。
現在は執筆活動をする傍ら、全国の小中学校、高校をメインに各種団体で講演活動を行う。
著書に竹内まりやさんが絶賛したエッセイ集『明日を笑顔に』『ありがとうという日本語にありがとう』(共にJDC出版)がある。現在3冊目の著書を出版準備中。
2022年、読者とお笑いコンビ『日本講演新聞』を結成してM-1グランプリ予選出場。1回戦敗退。
現在、また段々と普通の大人からずれ始めている。
(志賀内より)
山本孝弘さんへの講演や執筆の依頼先はこちらまでお願いします。
yamamoto@miya-chu.jp

いったい、いくつ抽斗を持っているんだ!
「山本孝弘さんをお願いします」
日本講演新聞の水谷もりひと編集長から、そう頼まれました。
「お願い」って、何をどうしたらいいのやら。
早速、スタバで待つ合わせをして山本さんに会いました。
聞けば、既に会社に辞表を提出し、2か月後に辞める決意をしているといいます。
「何をして食べて行くんですか?」
と尋ねると、
「コラムニストになりたいんです」
と、生真面目な性格がすぐにわかるような瞳で見つめられました。
私は、間髪入れず、
「おめでとう!」
と言っていました。でも、背水の陣ひかれているので、たいへん。これは応援しなくてはならない。でも、でも・・・そうそう簡単に、何も実績がない人が「書く」ことで食べていけません。
正直、「甘いな」と思いました。
ところが、です。
山本さんのデビュー作「明日を笑顔に」(JDC出版)のゲラを読んで、驚きました。
「上手い!」
のです。もう20年くらい書き続けているエッセイストのように手練れで、人の心をグィッと掴む文体を確立していました。
それは、「甘いな」と思った自分が恥ずかしくなるほどでした。
その後、山本さんの文章に注目して読み続けました。
「日本講演新聞」の社説は特に秀逸で、驚かされたことがあります。
「いったいこの人は、いくつ抽斗を持っているんだ!」
と。
たいていの人は、1冊目の本に力を入れ過ぎてしまい。2冊目のネタが枯渇するのです。
なのに、山本さんは、さまざまなジャンルの、それも硬軟とりまぜ、人を飽きさせない話を次々と発表し続けているのです。
ちょっと悔しい・・・かなり羨ましい。
30年後、いや5年後には大化けすること間違いなしの作家です。