夏休みの宿題・ボランティア体験エピソード募集 (2009/7/5)

 名古屋市南区の中学三年、岡田龍哉さんは、一年生のときに保育園で初めてボランティアを体験した。「子どもたちと遊べるのは楽しそうだな」と思う半面、「ちゃんと役に立てるだろうか」と少し不安でもあったという。

 案の定、初日から戸惑うことばかり。園内に入るなり、子どもたちが集まってきてどう対応したらいいか困ってしまった。遊んだ後の片付けを手伝わずに遊び続ける子に、どのように注意するべきか悩んだ。

 そんな中で、園児の中にも別の子に声を掛けて片付けをしている子もいて、感心することしきり。

 徐々に慣れ、プールで楽しく遊んだ後にはシャワーをかけてあげたり、体をふいてあげたりした。子どもたちと一緒に遊んであげたり、お昼寝の時間には先生の手伝いをして寝かせつけたり。あっという間の五日間が過ぎた。

 後で担当したクラスの子どもたちからたくさんの手紙が届いて感激した。うれしくて二年生の時にも同じボランティアに参加した。

 岡田さんは「たった二回の活動ですが、保育士になることが将来の夢になりました。子どもが好きで、笑顔を見ると優しい気持ちになることに気付いたからです。僕はこれから、夢へ向かって努力をしようと思います」という。

 さて、少し早いのですが、小・中学生および高校生の読者の皆さんに夏休みの宿題です。ボランティアの体験談をお寄せください。

 「情けは人のためならず」と言われるように、きっと自分自身にとっても、さまざまな気付きや学びがあることでしょう。過去の体験でもかまいません。お待ちしています。