立派なお父さん (2012/3/25)

 瀬戸市の梅田和子さん(66)がスーパーへ買い物に出掛けたときの話。その日は特売日で、十台以上あるレジはいずれも長い列ができていた。順番を待っていると、すぐ後ろに幼い二人の子どもを連れた父親が並んでいることに気付いた。5 […]

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頭の中が真っ白に (2012/3/11)

 名古屋市瑞穂区の岡島哲明さん(61)は、昨年の5月初め、のどの異常に気づいた。急にかすれて声が出なくなったのだ。その時、頭に浮かんだのが喉頭がんで亡くなった父親のことだった。「まさか」と思い、大学病院へ飛んで行った。す […]

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「お兄ちゃん、これ開けてくれない?」 (2012/3/4)

 名古屋市名東区の横井和子さん(78)は、4つの病院へ月に7回通院している。とはいうものの比較的元気で、週に一回「戦争と平和の資料館ピースあいち」でボランティア活動もしている。ところが、この一年くらい特に体の衰えを感じて […]

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ランチに来ませんか (2012/2/26)

 新城市の豊田慶子さん(59)は文房具の製造会社で25年間働いてきた。仕事や人間関係などで悩むこともあったが、パート仲間と一緒に食べる昼ごはんの時間のおかげで乗り越えることができた。お互いに愚痴を言い合ったり、何げないお […]

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ささやかな恩返し (2012/2/19)

 名古屋市熱田区の大西隆信さん(64)は定年退職後、社会へのささやかな恩返しとしてシーン・ボイスガイドのボランティアを始めた。視覚障がい者が映画を楽しむためのお手伝いをする活動だ。スクリーンが見えないので、画面の風景や俳 […]

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戸越峠の清掃に親子で参加 (2012/2/5)

 昨年の2月27日付「ほろほろ通信」で、豊田市藤岡町の「戸越峠クリーン大作戦」のことを紹介した。道沿いの深い谷川には不法投棄された産業廃棄物や家庭のごみがあふれ「廃棄物の巣窟」と呼ばれている。そこを藤岡中学校の生徒と、保 […]

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お日様の匂いのする布団 (2012/1/29)

 江南市の石原豊子さん(80)は、自宅でご主人(85)の介護をしている。緑内障で目が不自由。耳が遠く、耳元で大声で話さないと聞こえない。何より困っているのが物忘れが多くなってきたことだ。日に何度も「わしの年はいくつだった […]

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たくさんある「いい話」 (2012/1/22)

 「ほろほろ通信」欄外の「読者の皆さんへ」を読み、中区の三治和代さん(59)は思った。「いい話なんて、そうあるものじゃないわ」と。「でも何かないかしら」と名古屋駅の構内を歩いていると、前を歩いていた中年の女性が、前かがみ […]

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押し入れの麦わら帽子 (2012/1/15)

 名古屋市天白区の藤城加恵子さん(74)の家の押し入れには、リボンが付いた麦わら帽子が大切にしまってある。ときどきそれを眺めては温かな気持ちになるという。  3年前の9月23日のこと。帰宅した中学生のお孫さんが「お兄ちゃ […]

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大みそかの「トイレの神様」 (2012/1/8)

 一昨年の4月、岡田豊さん(57)が岡崎市の南中学校校長に赴任すると、前任からこんな申し送りを受けた。大みそかになると、南中学に「トイレの神様」がやってくるというのだ。  25年前、卒業生4人が大みそかにやってきて外庭の […]

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