26「自分の言葉で仕事をすることって、大事だと思うんですよね。借りてきた言葉ではなくて」編集者・石原正康さんの言葉

 NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組の中で、今まで100冊以上もベストセラーを生み出している編集者に、「プロフェッショナルとは?」という質問をした際の答です。続けて、石原さんはこう言っておられました。

 「上手くゆかないときに裸になって自分の言葉で人に接してゆく。それができることがプロフェッショナルではないでしょうか」と。

 何かを始めるとき、最初はマニュアルを読んだり、その道の先輩に教えてもらったりします。でもそれは真似に過ぎません。自分の言葉ではないということですね。それでは人に心が通じない。格好とか世間体とか気にせず、自分らしく体当たりしていくことが大切なのです。