メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第87回「こんなスゴイ友達を紹介します!「掃除は人を育て、会社を変える(その1)~掃除の師・田中義人さん~」
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第87回「こんなスゴイ友達を紹介します!
「掃除は人を育て、会社を変える(その1)~掃除の師・田中義人さん~」
☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。
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田中義人さんは、長年、鍵山秀三郎さんに師事し、日本中を美しくする活動をされて来ました。志賀内の「掃除」の「心の師」の一人です。
2017年06月01日に発表された、田中義人さんのブログ「マンスリーメッセージ」をここに転載させていただきます。
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本年、長年務めてきました「日本を美しくする会」の会長を、70歳を区切りに退任いたしました。
思い起こせば、バブル崩壊により経営に行き詰り混迷の極にあった平成3年11月23日、鍵山秀三郎相談役との運命的な出逢いから始まりました。
その時、「トイレ掃除を30年間続けてきました。お蔭で人生も会社も変わってきました。
掃除を通じて世の中から心の荒みをなくしていきたい」と言われた言葉が、心にストンと落ち、鍵山相談役を師とする決意を致しました。
その翌朝から、近所の市神神社の掃除を始めました。
その場所はいつも、駄菓子の袋や空き缶などのゴミで大変汚れていました。
そして掃除を始めて半年程経った頃、美しくなった境内に、朝日がスポットライトのように当たり、神聖な風格が醸し出されたことを体験して、掃除により場が生き返る感動を覚えました。
その頃から、そこで遊ぶ子供達もゴミを捨てなくなり、神殿やトイレも建替えが始まり、何年来変化のなかった神社が、本来の神社に生まれ変わっていきました。
この感動を多くの人たちにも伝えたく、平成5年11月7・8日、日本大正村に35名の仲間が集まり、鍵山相談役の指導の下で、第一回掃除に学ぶ会を開催することとなりました。
そして、その一回目に参加した人たちの感動が、多くの人たちへの呼びかけとなり、翌年には2回開催され、延べ400名が参加するほどになりました。
それ以降、波紋のように全国各地へと広がり、海外でも、ブラジル、中国、ニューヨーク、台湾、ルーマニア、イタリア、ハンガリーへと広がっていきました。
その間、私は鍵山相談役と共に、日本各地へ、そして世界へ行くことができました。
勿論、会社にも、掃除活動を導入することができ、以前とは比較にならないほど、整理整頓された職場にすることができ、経営の危機も脱することができました。
そして今では、毎朝、大半の社員の人たちが、早朝清掃をしてから仕事に入るようになり、人間関係もよくなり、トラブルも減ってきました。
また、市神神社では、毎週火曜日に、トイレ掃除リーダー研修を継続して開催しています。
一方、海外からの視察団も迎えるようになり、掃除は国境を超えて広がり、会社も地域も良くしていく運動へと動き出しています。
その一役を担わせていただけた幸せに感謝しております。
今後に関しては、身近な人たちに掃除の良さを伝え、その人たちへの役立ちを楽しみにしていこうと思っております。
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以前、志賀内が編集長を務めていた月刊紙「プチ紳士からの手紙」で、その田中義人さんに、インタビューさせていただきました。
その記事を、二回に分けて紹介させていただきます。今日は、その一回目です。下記をご覧ください。
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掃除は人を育て、会社を変える(その1)
「売上半減の会社が、「そうじ」で復活!」
志賀内泰弘
2010年11月、「なぜ、「そうじ」をすると人生が変わるのか?」という小説をダイヤモンド社さんから発表しました。
おかげさまで好評で、現在も版を重ねて売れています。
当時、あるテレビ局のディレクターさんから取材を受け、こんな質問をされました。
「この本には、そうじをすると会社が儲かるようなことが書かれていますが、上手く行き過ぎじゃないですか?」
と。いかにもテレビマンらしい突っ込みですね。
「いえいえ、実際にそうじで会社が変った事例がいくつもあるんですよ」
とお話しました。
そう言っても、なかなか信じてもらえませんでした。
誰でも、そうじをすることは大切だと「倫理的」には理解できるでしょう。
しかし、それが「経営」「お金」に結びつくとは考えにくいものです。
今回は、企業経営が好転した典型的な事例を紹介させていただきます。
【東海神栄電子工業を知ってますか?】
岐阜県恵那市に、田中義人さんが社長を務めるナカヤマ・グルーがあります。
業務用食品卸売販売と野菜・花の包装資材製造販売を手掛ける(株)ナカヤマ、電子部品メタル・パレットの製造販売の(株)中山理研、そしてプリント配線基板を製造する東海神栄電子工業(株)です。
そのうちの東海神栄電子工業(株)は、田中さんが大学を卒業した22歳の時に社員7名で立ち上げた会社です。
オイルショックや円高を乗り越えて増収増益を繰り返し、社員100名、売上36億円の規模にまで成長します。
当初は、利益目標を1000万円としていましたが、ある勉強会で「企業は経常利益が1億円にならないと一人前じゃない」と聞き、「よし!1億円出してやろう」と発奮して頑張りました。
そして、その1億円を達成したのでした。
【儲かったら・・・社員の心が荒んだ・・・鍵山秀三郎相談役との出逢い】
ところが、儲かった利益を分配する成果配分制度を取り入れて支給していました。
最初はみなんに喜んでもらえましたが、特別賞与が「もらって当たり前」と考えるようになり、「もっとくれ」と要求が大きくなり、要求を求めた若手社員たちが仕事ボイコットする事件が起きました。
業績は良くなったけれど、社員の心が荒んでしまったのです。
そんな中、バブル景気が弾けました。
売上は18億円に半減。
会社はピンチに追い込まれます。
そんな時でした。田中社長は「そうじの神様」とも呼ばれているイエローハットの創業者・鍵山秀三郎相談役に出逢います。
「私は、30年間、毎日トイレそうじをしています。
そのおかげで人生も会社も変ってきました。
私はそうじを通して、世の中から心の荒みをなくしていきたい」
その鍵山相談役の言葉が、苦悩の日々を送っていた田中社長に、稲妻のように心に突き刺さりました。
そして、毎朝の掃除と月に1、2度、土日の休みを使って、徹底的に掃除をすることで職場の環境整備をはかりました。
でも、
「そうじなんかしたくない」
と辞めてしまう社員もいましたが、残った社員で徹底したそうじを行いました。
【そうじの効果が現れた!】
そうじの効果は、思わぬ形で多方面に現れました。
現場のそうじをしていると、廃棄する物が山ほど出てきました。
その大半を捨てることで整理整頓が進みスッキリした雰囲気になのました。空いたスペースに、みんなの休憩場を作りました。
すると、みんなの心にゆとりができ、社内が明るい雰囲気に変りました。
当初、現場は、ガスが充満し、床は汚れていて長靴を履かないと仕事ができない状況だったのが、ピカピカで落ち着いた職場に変貌。
すると、社員は「ここは自分たちの職場、自分たちの仕事だ」と思ってくれるようになり、社員同士の人間関係も強い絆が生まれました。
そして、その結果、高技術製品も出来るようになり黒字化を果たしました。
【3Kの会社が、そうじで変った!】
(株)中山理研は、毎月200万円の赤字を計上していました。
ステンレス板を第2塩化鉄で腐食して微細な穴を空ける作業をしており、職場にはガスが貯まりマスクをして作業服の上からゴムエプロンをして長靴を履いて仕事をする、いわゆる3K職場です。
不良品が多発し、何度も作り直しで夜9時、いや深夜まで残業も当たり前でした。
社員に、
「仕事の前にそうじしよう」
とお願いしましたが、
「遅くまで働いた上、早く来るなんて・・・」
と拒否されました。仕方がないので、
「就業時間の8時から9時までそうじをしよう」
と提案します。それでも、
「結局、帰りが遅くなるだけだ」
と反発されました。
それでも、
「騙されたと思って、そうじをしよう」
と頼み込みました。
効果はすぐに出たそうです。
仕事の終了時間が、9時、8時、7時とだんだん早くなり、ついには5時に完了するまでになったのです。
【そうじをすると会社が儲かる論理的理由】
それは、なぜか?
そうじをすることで、設備が一番良い状態に整備されるようになり、機械のトラブルが少なくなったのです。
「チョコ停」と呼んでいる、作業の停止がなくなり、不良品も激減。その結果、なんと200万円の黒字に転じたのです。
今では、ゴムエプロンも長靴も不要になり、6年償却の機械は21年も稼働し続けています。
つまり、設備や経費の節減にも役立ったわけです。
もう一社、(株)ナカヤマでは、食品の配送車の運転席に乱雑に商品見本が置いてありました。
そこでまずは、田中社長自らが社員と一緒に洗車をしました。
すると運転席はきれいになり、荷物も丁寧に積まれるようになりました。
また、不思議なことに、交通事故も激減しました。次は倉庫です。
そうじとともに整理整頓すると、デッドストックがなくなり、廃棄処分する食品がほとんどなくなりました。
これまた利益に結びつきました。
別に、新製品を開発しただけでも、営業に力を入れたり広告宣伝したわけでもありません。
ただ、そうじをしただけ。会社を甦らせて元気にする力があるのです。
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