メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第88回「こんなスゴイ友達を紹介します!「掃除は人を育て、会社を変える(その2)~掃除の師・田中義人さん~」

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」
第88回「こんなスゴイ友達を紹介します!
「掃除は人を育て、会社を変える(その2)
~掃除の師・田中義人さん~」

 ☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。
いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。

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田中義人さんは、長年、鍵山秀三郎さんに師事し、日本中を美しくする活動をされて来ました。
志賀内の「掃除」の「心の師」の一人です。
以前、志賀内が編集長を務めていた月刊紙「プチ紳士からの手紙」で、その田中義人さんに、インタビューさせていただきました。
その記事を、二回に分けて紹介させく、今日はその二回目です。

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掃除は人を育て、会社を変える(その2)
「神社のそうじで、地域が変る」
       志賀内泰弘

【田中社長、神社のそうじを始める】

東海神栄電子工業(株)をはじめ、ナカヤマ・グループ3社の社長を務める田中義人さんは、会社の中だけでなく、家の前にある神社のそうじを始めました。
最初は、イエローハットの鍵山秀三郎相談役の教えに従い、神社のトイレをそうじするつもりでした。
ところが、境内があまりにも汚れていることに目が留まりました。
神社の入口にある駄菓子屋で、子供たちがお菓子を買って境内で食べ、その菓子袋をその場に捨てていました。
その為に、駄菓子屋のおじさんが、ゴミを集めては境内に置かれたドラム缶でそれらのゴミを燃やします。
その為に、燃えカスがいっぱい貯まり、あふれ出して境内を汚す結果になっていました。

田中社長は、ホームセンターで熊手を買い、そうじをする内に境内は、きれいになり、誰もゴミを捨てなくなりました。
やがて、ゴミ焼きのドラム缶も撤去され、子供たちはゴミを家庭に持ち帰るようになりました。
さて、次はいよいよトイレです。

【予想外の展開・・・ご近所の人たちが応援】

それは汲み取り式のトイレでU字溝を上向きにした小便器と、割れてしまっている大便器がありました。
壁には蜘蛛の巣が張り、便槽には、ウジ虫が湧いています。
覚悟を決めて毎日、毎日そうじをしました。
すると、日に日に美しくなって、誰も汚くて使う気のしなかったトイレが使えるようになりました。

すると、思わぬことが起きました。
境内にある壊れたシーソーやプランコ、ジャングルジムのペンキを塗り直したり、修理してくれる人が現れたのです。
それだけではありません。町内の人たちから「トイレを建て替えよう」という声が湧きあがり、市に働きかけて水洗トイレが設置されることになりました。

田中社長は、そうじをしながら自分でもびっくりしたそうです。
「たかが、そうじ」です。
それが「場を活かし、場が周囲を換えて行く」ことを体感したのです。

【人も場も変える、そうじの力】

そうじは、単に場を美しくするだけではない。
人も場も根底から変える力があることを学んだと言います。

その後、神社のそうじは、社員さんたちが交代で行うようになりました。
今では、毎週火曜日の朝7時から、そうじリーダー研修を行っています。
そこで育った社員さんは各地の学校へ出向き、そうじの指導を行っているそうです。

【少年の主張】

もう一つ、予期せぬことに驚いたことがあるそうです。
当時、中学一年生の娘さんが、「少年の主張」で「うちのお父さんのトイレそうじ」という題で発表してくれたのでした。
「私はお父さんを尊敬しています。
お父さんは毎朝、人の嫌がるトイレをしています」と。

田中社長は、会社がピンチになったことでそうじを始めました。
おかげで、会社は立ち直り優良企業へと変りました。それだけではありません。
地域の人たちの心をも動かしたのです。
ニューヨークの地下鉄の落書きの話を思い浮かべる人も多いことでしょう。
犯罪の巣窟だった地下鉄の落書きを消してキレイにしたことで、犯罪が激減し安全になったという話です。

【6つの論理的理由】

・・・1から6を大きな囲み(額かポスター風)にレイアウト
をお願いします。

田中社長は、経営者の視点から「なぜ、そうじなのか?」ということを次のように論理的にまとめておられます。
1、 そうじは、設備が本来持っている能力を呼び戻すことができる。
2、 そうじは、保守点検を兼ね設備寿命を延ばすことができる。
3、 そうじは、環境を整備し、場のエネルギーを高めることができる。
4、 そうじは、社員の人たちの職場、会社への愛着心を深めることができる。
5、 そうじは、環境と設備の価値再生を促し、社員のやる気との相乗効果により、職場の活性化が促進され、新しい価値創造が生まれる。
6、 そうじは、内なる心を外へも広げていくことができる。

これらは、経営者の視点から見たものですが、そこに留まるものではありません。
神社のそうじのエピソードでもおわかりのように、家庭や学校、地域においても通じるものがあります。

【誰もの心の中のホースをキレイにする効果がある】

田中社長は、こんな例えを出して説明されます。
「そうじを始めた頃、倉庫の片隅に汚れた掃除機が目に付きました。
この掃除機を手に取ってスイッチを入れてみると、音は大きいけれど全く吸い上げる力がないのです。
よく見てみると、フィルターが詰まり、ホースには穴が空いていて、ガムテープが巻いてありました。
そんなことでは、上手く動かないのは当然です。
私はこれを分解してフィルターをキレイにそうじし、ホースを新しいものに買い替えました。
すると、音も静かになり勢いよく吸い込んでくれるようになったのです。
吸引力が3、4倍になっただけではありません。
この掃除機を使うのに、イライラしていた社員の心も穏やかになったのです。
そうじは、このように、小さな変化からスタートし、新しい変化を次々に生み出して、大きな変化へとつながっていくのです」

そうじは、誰もの心の中のホースをキレイにする効果があるに違いありません。
田中社長は、鍵山相談役の後を継いで、「日本を美しくする会」の会長を長く務め、そうじの大切さを伝えるため全国行脚されました。

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