『しあわせになった言葉』 (2007/10/14)

 田原市の小学三年青山琴音さん(8つ)から「夏のしあわせ日記2007」と題した色鮮やかな絵日記が届いた。ページの初めには「夏休みの間に私がしあわせになったうれしい言葉をたくさん集めて思い出にしてみました」とあった。七月七日付「ほろほろ通信」で小中学生の皆さんに「人から言われてうれしかった言葉を見つけよう」という夏休みの宿題を出した。それを受けて自由研究の課題として取り組んでくれたのだ。その中からいくつか紹介したい。

 七月二十一日 田原市の水泳大会でお兄ちゃんが二位になりました。先生が「おめでとう」と言ってくれました。お兄ちゃんのことだけど、自分がほめられたみたいにうれしかったです。

 七月二十七日 白馬にバス旅行に行きました。おりる時、ほかの学校の友だちに「先にいいよ」とゆずってあげました。「ありがとう」と言われました。人にゆずるのはいいことだと思いました。新しい友だちもできてうれしかったです。

 八月二日 ドッジボール大会でボールが頭にあたった。みんなが「だいじょうぶ?」と言ってくれました。すごくいたかったけど、なくのをやめました。

 八月三日 外であそんだあとで、れいぞうこからジュースをもってきてお兄ちゃんのコップにもついであげました。「ありがとね」と言ってくれました。一人で飲むより二人で飲む方がおいしいと思いました。ふつうのことをしただけで「ありがとう」と言われてうれしかったです。

 八月九日 富士山にのぼりました。なん回もころびそうになりました。お兄ちゃんが「だいじょうぶ?」と言ってゆっくりのぼってくれました。お兄ちゃんもつかれているのにしんぱいしてくれてうれしかったです。わたしにあわせてくれてありがとね。

 八月二十日 出校日にみなほちゃんが風邪でお休みした。夕方、富士山のおみやげをもってみなほちゃんの家に行きました。お母さんが「心配してくれてありがとう。もう元気だよ」と言ってくれました。またいっしょにあそびたいな。

 八月二十二日 親子クッキングスクールにさん加しました。ショウロンポウを作りました。うまくつつめなくて、かなしくなりました。料理長さんが「はじめてだから、それでいいよ。こうやってやるんだよ」と教えてくれました。はげましてもらって、またやってみようと思いました。次はきっとうまくできる!!

 最後に「いろいろな場面で家族や友だちからうれしい言葉をたくさんもらっていることがわかりました。この言葉をわすれないで、これからはわたしもみんながうれしくなる言葉を言ってあげたいです」と結んでいる。ちなみに、小学校の夏休み作品展で金賞を受賞したとのこと。おめでとう!