22「きみたち死なない程度に病気をしなさい」聖路加国際病院理事長・日野原重明著「生き方上手」ユーリーグより
日野原先生は、若い頃、結核を患いました。治るかどうかわからないまま、絶対安静の状態で、ベッドの上にいたそうです。
このおかげで、病気の人たちの心がわかるようになったといいます。病気のことは、教科書に書いてあるけれど、病気になった人の心は、体験しなければわからないからです。
今でも、若い医学生や看護士たちに、この言葉を言うそうです。
そう考えると、病気をするのは悪いことばかりではないことがわかります。他人の「辛い気持ち」が理解できるようになるのですね。
病気をしたことがありますか。
たまには、病気もいいものかもしれません。おっと、もちろん「死なない程度に」。