ケンタッキー店長・副店長会議⑥・・・いい話の報告会

 (株)リウエン商事さんは、ケンタッキーフライドチキンや、ドトールコーヒーの加盟店を十数店舗も沖縄県で展開しています。それぞれのお店の店長・副店長さんが集まる月に一度の会議では、全員から「いい話」を報告してもらうコーナーがあります。今回は、その「ケンタッキーのスタッフのちょっといい話」の第6弾です。

(その1) 「草刈り」小禄店 Kさん

 店の周りの草刈りをスタッフの仲間としていたときの話です。

 中央分離帯の中の除草作業をしていた清掃業者さんがいました。その中の一人のおじさんが、

 「兄(にい)にい~、そこは来週、自分たちが掃除するから置いておいていいいいよ~」

と優しい言葉を掛けてくれました。私に草刈りをさせたら、自分たちが楽になるのに・・・。それは自分たちの仕事に対する責任感からでしょうか、それとも「愛」でしょうか。お言葉に甘えて、その場所は、おじさんにお任せすることにしました。

志賀内泰弘

片方は、地域のための奉仕。もう片方は仕事。でも、目的は一つ。町をキレイにすること。意地とかこだわりを超えた、清々しさを感じるお話です。

(その2) 「尚巴志マラソンに参加して」開南店 Aさん

 平成23年11月6日、南城市の尚巴志マラソンに参加したときの話です。18キロ地点で、走っている最中にトイレに行きたくなりました。そこで歩道で応援している人に尋ねました。

「すみません、トイレお借りしてしてもいいですか」

「どうぞ、どうぞ、いいですよ」

「ありがとうございます」

その人の家のトイレで用を済ませて

「助かりました」

とお礼を言うと、

 「いえいえ、あと少しです。頑張ってください」

 この一言のおかげで、ラスト2キロを走りとおすことができました。マラソンに参加して、「よかった」と思いました。

志賀内泰弘

「応援」って、知っている誰かのためにするものですよね。でも、たまたま触れ合った人に「頑張って」と言う。この人はきっと、普段でもそういう生き方をしているんじゃないかという気がします。そういう人に・・・私もなりたい。

(その3) 「花を植えて」西原坂田店 Nさん

 お店の前で、プランターの花を植え替えていたときのことです。

 年配のお客様から、

「何を植えているんですか」

と聞かれました。

「サルビアです」

と答えると、いつもお孫さんが花を楽しみにして見ていてくれると言われました。春先からマリーゴールドやヒマワリを植えていたのですが、台風が来るたびに枯れてしまいました。たまたまホームセンターでサルビアを見つけて買ってきたところでした。何気なく始めた店先の園芸を楽しみにしていてくれるお客様がいて励みになりました。

志賀内泰弘

「ああ、見ていてくれる人がいる!」
それって、ものすごくエネルギーが出ますよね!!

(その4) 「飲み会」I店 Yさん

 妻から、息子と娘が同年輩の仲間で飲み会をするという話を耳にしました。私は、たまたま幹事をしていた息子に「私も参加したい」と頼みました。

 飲み会では、自分の夢や将来の話をしてくれました。いつの間にか子供たちも、二十歳を過ぎてお酒が飲める年齢になったということだけでなく、自分の意見をしっかり話せる人間になったことに驚き誇らしく思いました。

 親ばかでしょうか?

志賀内泰弘

いいですねぇ~。子供たちの飲み会に、自分から「参加したい」という親。それを受け入れる子供。親ばかなんてトンデモナイ!すばらしい。