第四章 苦しいときに頼りになる物

第四章 苦しいときに頼りになる物
第16回 がん患者同士ゆえに分かり合える

カミさんのがんが判明してすぐのこと。ある企業からの講演の依頼があった。既に引き受けている講演のキャンセルの電話をしまくっている最中の出来事だった。担当者に正直に事情を話して、やんわりと辞退すると思わぬことを言いだした。「 […]

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第17回 感謝することで救われる

カミさんが言った。「私が望むのは毎日家に居て、普通の生活を送ることなの。好きなご飯を自分で作って、二人で『美味しいね』って言って食べて、片付けをして、昼寝して、お風呂に入って、テレビ見て寝るの」。驚いた。以前は、「パリに […]

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第18回 宗教の力は大きい

カミさんががんになったと聞き、私の従妹がお見舞いに来てくれた。従妹は仏教系の新興宗教を信仰していた。その従妹はかなり敬虔な信者で、やんわりと入信を勧めた。カミさんにも私にも。とにかく、大勢の人から様々な宗教や健康食品を勧 […]

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第19回 ただ、そばに居てくれる友だち

付き添う側、つまり私が倒れてしまってはいけない。だが、看病・介護に際限はない。できることなら、24時間眠らずに診ていたいが、3日も続かないだろう。体力の維持もさることながら、どうストレスを解消するかが問題だった。好きな読 […]

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第20回 信じて「祈る」、「祈り」は力

以前、特定の宗教を信仰していないと書いた。だが、宗教の偉大さを信じている。敬虔なクリスチャンの友人から、メールが届いた。聖書の言葉だという。 「神様は、聞いてくださいます。祈るとき、強められます。祈るとき、恩恵を受けます […]

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