ケンタッキー店長・副店長会議⑮・・・いい話の報告会
(株)リウエン商事さんは、ケンタッキーフライドチキンやドトールコーヒーの加盟店を十数店舗も沖縄県で展開しています。それぞれのお店の店長・副店長さんが集まる月に一度の会議では、全員から「いい話」を報告してもらうコーナーがあります。今回は、その「ケンタッキーのスタッフのちょっといい話」の第15弾です。
(その1) ドトールコーヒー牧志店 Mさん
先日、出勤したらデスクの上にスープと栄養ドリンクが置いてありました。もうひと月くらい体調が優れない私の事を気遣ってくれ、パートナーの一人が気遣って、差し入れしてくれたのです。そこには、「おまじない」と書かれた「メッセージ」が添えられていました。
「味方はたくさんいますよ」
言葉とはすごいものですね。薬や休養よりも、心と身体に響きました。
いやあ~ニクイニクイ。なんて粋なお仲間なんでしょう。心や体が弱っている時、人の情けがよけいに沁みるものです。自分が「してもらって」嬉しいことを、人に「してあげたい」ものですね。「おまじない」というところがシャレてます。これぞ「神プレゼント」!
(その2) ケンタッキーフライドチキン浦添店 Yさん
西原坂田店に食材を借りに行った時の帰り道の話です。食材が足りなくなったのは、私の発注ミスによるものでした。反省しつつ車の運転をしていると、浦添中学の前辺りで渋滞が起きていました。普段、あまり渋滞などない時間帯だったので「どうしたのかな?」と思っていると、複数の警官が見えました。「事故か?」と思い進んでいくと、「押しボタン式」の歩行者信号がひんぱんに点滅しています。事故車も見当たりません。すると、中学生が私の車に近づいて来て、「飲酒運転撲滅ご協力お願いします!バレンタインです!」と言い、チョコを渡してくれました。
そのチョコのおかげでパッと気持ちを切り替えることができ「もうミスしない!飲酒運転もしない!」と心を前向きにすることができました。あの中学生さん、ありがとう!
こういうのを「グッドタイミング」というのでしょう。ミスをすると、どんどんネガティブになっていきます。どんなに気持ちを明るくしようとしても、自分の力だけではなんともならないことがあります。普段なら、そのチョコも心の中を素通りしていたかもしれません。それを「心のギアチェンジ」に活かしたYさんは、素晴らしいですね。
(その3) ドトールコーヒー ライカム店 Mさん
ベビーカーでお子さんを連れた若いお母さんが来店されました。注文を終えて席に着いたとたん、お子さんが泣き出してしまいました。一生懸命にあやすのですが泣き止みません。周りの人たちに申し訳なさそうにしていると、隣りの席の年配の女性が「あら、元気いいわねぇ。よーし、よーし」とあやすと不思議なことに泣き止んだのです。その場に居づらかったお母さんも安堵の様子。周りを笑顔にさせる対応に感心しました。
バスや電車の中で、こういうシーンに出くわすことがありますが、「もし、よけいに泣いてしまったら・・・」と思ってしまい声もかけられません。オバチャンだからできるんですよね。こういうのはオジサンでは役に立たない。トホホ。
(その4) ケンタッキーフライドチキン宮古店 Aさん
お昼前に起床して、時間を気にしながらシャワーを浴び、テレビを見ながら忙しく食事をして、バイクで10分ほどのお店に出勤するのが毎日の流れでした。
最近、コンビニで手にした本にこんなことが書かれてありました。「30分間、一人でいることはストレスの解消になる」と。人は気付かないけれど、知らず知らずのうちに自分以外の何かに拘束されて生活している。だから、一人でゆっくり過ごす時間を持つことが大切だと。
早速、早起きして近くのファーストフード店で熱いコーヒーを飲みながら、以前から読みたかった本を読みました。すると、隣りの席から、年配の男性同士の会話が聞こえてきました。それは宮古島の方言でした。時間に追われる中では、気が付かなかったかもしれません。静かに流れる時間を感じたひとときでした。
ついつい時間があると「これをして、あれをして」と詰め込んでしまう自分がいます。能率・効率ばかり長年追い求めて来た結果、「ゆっくり」するのが苦手になってしまったのです。「静かに時を過ごす」ことから、次へのエネルギーも湧いてくるもの。反省しきりです。