ケンタッキー店長・副店長会議⑪・・・いい話の報告会
(株)リウエン商事さんは、ケンタッキーフライドチキンやドトールコーヒーの加盟店を十数店舗も沖縄県で展開しています。それぞれのお店の店長・副店長さんが集まる月に一度の会議では、全員から「いい話」を報告してもらうコーナーがあります。今回は、その「ケンタッキーのスタッフのちょっといい話」の第11弾です。
(その1) ケンタッキーフライドチキン・パレツト久茂地店 Yさん
国道五八号線を通っていると、救急車が「ピーポーピーポー」とサイレンを鳴らしながら来ました。
「そこの青い車右に動いてくれてありがとう」
とスピーカーから声が聞こえました。救急車やパトカーの緊急車両が通ると道を譲るのが当たり前ですが。スピーカーからありがとうやお礼の言葉が出てくると嬉しい感じがしまた。
救急車に道を譲るのは当たり前。でも、「ありがとう」と言われたら嬉しいですよね。きっと、この救急車の運転手さん(?)は、いつもそうしているのでしょう。これもプロ魂の一つだと思いました。
(その2) ビザハット首里末吉店 Hさん
今回の人事異動で五年ぶりくらい三度目の首里末吉店勤務になりました。緊張して出勤すると、前回の勤務のときに一緒に勤務していたパートナーさん数人が、
「おかえりなさい」
と言ってくれ、とても嬉しかったです。
二度目に移動になった時もそう言ってくれたのを思い出し、やっぱり挨拶の言葉は良いなと思いました。そのように言ってくれるパートナーさん達もとても素晴らしいなと思いました。
そうなんですよね。その「たった一言」で元気になれる。言葉の力ってスゴイ!
(その3) ビザハット首里末吉店 Kさん
先日、義兄夫婦と私の家族で、カラオケボックスにいきました。
約三時間、楽しい時間をすごし、お開きになりました。
お会計時に、割勘で支払いをしようとすると、義兄が、
「今日は、俺が誘ったから出すよ」
と言い、それでも悪いと思いお金を渡そうとすると、
「いいから、いいから。今日浮いたお金で誰かにご馳走したらいいさ」
と言ってくれました。その後、帰りの車の中で、こういう話をしてくれました。
「俺は、誰かに何かしてあげる事を楽しいと感じているし、また、それにお礼とかいらない。俺が好きな考え方に「お礼送り」というものがあるんだ。だから、きみも、今日のお礼を誰かに送って欲しいなあ」
私は、この言葉に感動し、誰かにこの気持ちを送ろうと思いました。
「お礼送り」。「恩送り」と同じ意味でしょう。ステキな考え方ですね。いや、考え方というより「生き方」ですね。そういう生き方をする人は、自分も周りの人たちも幸せになれます。
(その4) ケンタッキーフライドチキン・糸満店 Yさん
志賀内さんの本「なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?」に書かれていた「おせっかい6割 親切4割」についてのお話しをします。
いつもアイスコーヒーSのみを注文される女子大学生ふうのお客様がいます。それなのに当店従業員は、「ご注文は何にいたしますか?」と聞きます。もちろん私も注文を受けた時があり同じ事を言っていました。本来は「いつものアイスコーヒーSでよろしいでしょうか?」と言いたいのですが、今回は違う商品を注文されるのではないかと考え躊躇してしまうのです。でも先日対応する機会があり勇気を持って、
「いつものアイスコーヒーSでよろしいでしょうか?」
と尋ねたら、笑顔で「お願いします」と言われ、とてもうれしい気持ちになりました。志賀内さんの本の通り、相手の為になりそうな事を考え続けて「おせっかいかなあ」とおもってやる事が必要だなあと感じました。これってイイ話しでしょう。
私の本が、働く人たちのために役に立って、こんなに嬉しいことはありません。「おせっかい」は、時に有難迷惑になりますが、日頃からたくさんの「おせっかい」をしていないと、何が迷惑か見えないものです。そのギリギリのラインの見極めが6対4なのです。