ケンタッキー店長・副店長会議⑨・・・いい話の報告会

 (株)リウエン商事さんは、ケンタッキーフライドチキンや、ドトールコーヒーの加盟店を十数店舗も沖縄県で展開しています。それぞれのお店の店長・副店長さんが集まる月に一度の会議では、全員から「いい話」を報告してもらうコーナーがあります。今回は、その「ケンタッキーのスタッフのちょっといい話」の第9弾です。

(その1) 首里末吉店 Hさん

 新しく採用した高校生のパートナーの研修を行ないました。

 研修の中で、今から自分が働く店舗をお客様の目線でチェックしてみようという時間を設け、パートナーの女の子にお店のお客様用のトイレをチェックしてくるように伝えました。

 チェックして戻ってきた彼女に、私が「どうだった?」と尋ねるとこんな答えが返ってきました。

 「中に入ると、お父さんらしき人が赤ちゃんを抱っこしながらもう1人の小さい子供に手を洗わせようとしていました。でも手洗い台が高くて洗えず、お父さんが抱えようとしたりしてとても不便そうでした。子供用のふみ台を置いたらどうでしょうか?」

 私は彼女の素晴らしい答に感動しつつ、今までこのような事を思いもつかなかった自分をとても恥ずかしく思いました。自分ではお客様の為にと日頃心掛けていても、はやり従業員目線で目が曇ってしまっているんだなと反省しました。彼女を賞賛し、踏み台を設置する計画をする事を約束しました。

志賀内泰弘

先輩が新人に教えられる。そして、それを素直に受け入れることができる。そこには、「すべてはお客様のため」という共通意識があるからなのでしょうね。素晴らしい!

(その2) KFC糸満店 Оさん

 先日、気持ちの良い『ありがとう』を使う人に出会いました。

 笑顔で目を見て、頭を下げて、『ありがとうございます』と3回も言ってくれました。初めて『ありがとう』と言われたんじゃないかと錯覚する程嬉しくて、元気になれました。

 私は良く『ありがとう』を使います。でも、目を見て言う回数は凄く少なくて・・・。「目を見ない『ありがとう』は、気持ちの無い『ありがとう』と一緒なのかもしれない」とその方に気付かされました。

 私も人を元気にする『ありがとう』を使える人になりたいと思いました。

志賀内泰弘

いやぁ~本当に「ありがとう」って奥が深いですよね。たかが「ありがとう」、されど「ありがとう」。身近な言葉ほど考え直してみたいものです。

(その3) 小禄店 Iさん

 自店舗でミスパック(商品の間違い)が発生してしまいました。

 お客様の自宅は近くなのですが、道が入り組んでいて簡単にはわからないとの事でした。お客様は「私が取りにいきますから~」と笑って、電話先で仰っていたのですが、自分は「当店のミスですので届けさせて下さい」と言いました。お客様は、

 「それならお願いします。でも家までは道が複雑だから迷ったら電話してね」と言ってくれました。

 早速、地図を調べ向かいましたが、お客様の仰っていた通り複雑な道でした。でも早く届けないとお客様も不安になるし、店も心配でしたので、お客様に電話をしました。

 「近くに居るんだったら私が家の外で待っておくね」と言って下さいました。そのおかげでお届けできました。お客様は口元に手を当てて、

「わざわざ有難う御座います」とお辞儀を何度もしてくれました。

「いえいえ、そんなそんな」と慌てて自分もお辞儀をしました。

 不足分の商品を届けたのに、帰る際もお辞儀をしてくれていたお客様の姿がとても心に焼き付いています。

志賀内泰弘

「自分はお客様だから」「ミスをしたのはお店の人だから」と、ついつい傲慢な態度でクレームを言ってしまうことがあります。誰にも間違いはある。自分も仕事をしているのだからお互い様。そういう寛容な気持ちで接したいと改めて思いました。

(その4) PH糸満店 Kさん

 一組の親子連れが来店されました。その家族連れには、中学生ぐらいの娘さんがいたのですが、外見がヤンキーのようで、すごく無愛想でした。両親が商品を注文している間、ウエイティングシートにどかっと座っていて、正直態度がでかいなーと思っていました。

 その隣に、六十歳ぐらいのおばあちゃんも商品待ちで腰掛けていました。そのおばあちゃんが、商品を受取り、帰る際に、シートに財布とハンカチを忘れているのを見て、教えようと思い行こうとすると、隣に座っていたその子が、笑顔で「忘れていますよ」と声をかけていました。「態度がでかいな」と勝手に思って申し訳ない気持ちとその子の行動に感動いたしました。

志賀内泰弘

私もついつい「見てくれ」で人を判断してしまうことがあります。反省。