ケンタッキー店長・副店長会議⑧・・・いい話の報告会
(株)リウエン商事さんは、ケンタッキーフライドチキンや、ドトールコーヒーの加盟店を十数店舗も沖縄県で展開しています。それぞれのお店の店長・副店長さんが集まる月に一度の会議では、全員から「いい話」を報告してもらうコーナーがあります。今回は、その「ケンタッキーのスタッフのちょっといい話」の第8弾です。
(その1) PH首里末吉店 Kさん
クルーのОさんが、常連のお客様の方を見ながら言いました。
「あのお客様、帰る時、足が不自由な母親らしき方をおいて、すたすたと店をでていきますよね。なにか不思議な感じがしますね」
私も、その行動に違和感を覚え、お客様が帰る際の行動を観察することにしました。2ヶ月かけて観察していて驚くべきことに気が付きました。そのお客様は、来店される際、店舗入り口で母親らしき方をおろし、それから、わざわざ一番端の駐車スペースに車をとめていました。
帰る際は、先に店をでて車を回し、入口で母親らしき方を待っていたのです。おそらく他の体が不自由なお客様の為に、一番店舗に近い駐車スペースを開けていてくれているのだと、その行動の意味を理解した時、心が優しさで満たされ、私もこういう行動が自然にとれる人間なろうと思いました。
できそうで、できません。そこまで他人に気遣いのできるとは素晴らしい!いったいどんなお仕事をされているのか興味が湧いてきました。
(その2) KFC宮古店 Aさん
とても風の強い土曜日のランチタイム後、ドライブスルーで担当者がお客様へお釣りを返している最中に千円札二枚を飛ばしてしまいました。
私は、急いで店外へ飛び出し、一枚のお札を追いかけました。お札が風に飛ばされる中、踏んではいけないと手で必死に押さえ、店内に戻りました。フロアーには数名の常連のお客様が居ていきなり走り出し、お札を拾っていた私を応援してくれていました。
残りの一枚はドライブスルーのお客様が拾って下さり、無事に戻ってきました。その最中に並んだ次の車のお客様も、飛ぶお札の行方を確認してくれたり、接客担当者に笑って「気を付けてよ」と声を掛けてくれたりと、沢山のお客様に協力して頂いた瞬間でした。
のどかな宮古島、私は大好きです。
私も、宮古島へ行ったことがあります。「のどか」とは、人の心が「穏やか」であることだと感じました。
(その3) KFC西原坂田店 Nさん
先日、自動車税と固定資産税の支払いにコンビニへ行ったところ固定資産税の方は通知書の納期限が過ぎておりコンビニでの支払いが出来ないという事でした。
とりあえず自動車税だけ払って帰ろうとしたところコンビニの店員さんが市役所の納税課で対応してくれますが遅くなると督促状がきて延滞料が出てしまうので早めに行かれた方がいいですよと丁寧に教えてくれました。
期限切れや取扱店舗で無い場合等は大概断られて終ってしまう事が多いのに、この店員さんは親切に教えてくれてとても嬉しく感じました。
こういう気遣いは、心のゆとりから生まれることなのでしょう。
沖縄の友達は、みんな心が温かいです。心にゆとりのある沖縄が大好きです。
(その4) KFC糸満店 Yさん
パートナー面接時の事です。高校2年生の男子を面接しました。元気もなく暗い感じがして不採用をしようと心で思いながら話をしていました。最後にどうしてKFCでアルバイトをしたいのかと聞いたところ中学2年生の時に小禄店で職場体験し楽しかったからと話してくれました。
「その時教えてくれた店長は誰でしたか」
と聞いたら、
「今、面接している店長です」
と言われて驚きました。それから親近感が出て来て採用する事にしました。現在も辞める事無く真面目に勤務しがんばっています。これっていい話でしょう。
それは嬉しいですよね。3年も前のことを覚えていてくれたなんて。人はこうして、人と繋がっていくのでしょう。