メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第14回(その5)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」~「人脈パチンコ理論・欲のコントロールをしよう」

メルマガ「志賀内泰弘の恩送り通信」第14回
(その5)志賀内人脈塾「一つの出逢いが人生を変える」
~「人脈パチンコ理論・欲のコントロールをしよう」

 ☆今の私があるのは、友人・知人・両親・親戚・先輩・同僚・心の師など大勢の人たちの「おかげ」です。いただいたたくさんの「御恩」を次の人へと
「送る」ために、新作や約3.000本のアーカイブスから厳選してお届けします。
名付けて「志賀内泰弘の恩送り通信」です。

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「欲のコントロールをしよう」
                  志賀内泰弘

今回は、「人脈パチンコ理論」についての続き、第3回です。
さらに、「人とのご縁」というものについて、深く掘り下げていきます。

パチンコになぞらえて「ご縁」を遡って考えてみると、今、目の前の「良い縁」は、一つずつ遡っていくと、「良い人」が「良い人」を紹介してくれたことがわかります。
 反対に「悪い人」は「悪い人」と繋がっています。つまり、昔から言うところの
「類は友を呼ぶ」
ということですね。
最近では、「引き寄せの法則」という呼び方をする人も多いようです。
かくいう私も、「「いいこと」を引き寄せる「ギブ&ギブの法則」」(PHP研究所)という本を出版しています。

「悪いもの」は「悪いもの」を、「良いもの」は「良いもの」を引き寄せ合います。
 では、「良い人」と出逢うにはどうしたらいいのか。
 そこが課題です。
でも、それは案外、簡単です。
まず、自分が「良い人」になることです。これもまた、よく言われることですが、自分の心のレベルに見合った人としか、人付き合いは難しいからです。
これが、
「その人の友達を見れば、その人自身がわかる」
と言われる所以です。

さて、ここからが本題です。
「良い人」って、どんな人のことでしょう。
様々な解釈があるでしょうが、ここでは、「ギブアンドギブの精神」を持った人のことと定義させていただきます。
ギブアンドギブ。
当メルマガの最初から、何度も登場している言葉です。
ギブアンドギブとは、与えて与えて、見返りを期待しない生き方のことです。
それこそが、仕事も人生も上手くゆくコツです。

ところが、です。
世の中、そうは問屋が卸しません。
与えて、与えて、見返りを期待しない生き方をする。
普通の人には、そんなことは、なかなかできることではないのです。
与えれば、必ず返ってきます。いつの日か必ず。
これは、自然の摂理です。
でも、多くの人は、
「いつの日かなんて不確定なものを待ってはいられるか!」
と思ってしまうからです。

ギブアンドギブが、そう簡単にできたら、それこそ神様になってしまいます。おそらく、この世で生きているうちに完全なギブアンドギブを全うできたのは、マザー・テレサくらいではないでしょうか。

なぜなら、人には、「欲」というものがあるからです。

その「欲」自体が悪いわけではありません。
「○○したい」という欲があるから、人はそれを実現しようとして努力します。「欲」とは、夢をかなえるためのガソリンかもしれません。
問題はその先です。
過ぎたるは及ばざるが如し。
「欲」が過ぎると、トラブルの元になります。

ここで、話を振り返ってみましょう。
パチンコで、あなたはあちこちの釘に弾かれてここまで生きてきました。
長い人生の中で、間違いなく一度や二度の失敗やトラブルはあるはずです。もしそれが、「人間関係」によるものだとしたら、その原因は、「欲」が関係している可能性が大です。

「欲」とは、漢字で書くと、「凸」のことです。
突起です。
飛び出している部分が「欲」です。
飛び出している部分があるということは、どこかの誰かが引っ込んでいるということになります。
それが、「凹」です。
 世の中のパイは限られています。
物もお金も無限大ではありません。誰かが、「凸」になれば、誰かが「凹」になる。もうおわかりだと思います。

 例えば商いをしていて、「欲」が過ぎると、相手は「凹」になって損をしていまいます。
単純に言うと、仕入れ値を値切りすぎると、相手の利益が少なくなってしまう。その場では、自分は「得」をした気になりますが、長い目で見ると「損」をしている場合があります。

パチンコを思い浮かべてください。
一つの釘にボールが当たります。ここで、「欲張り過ぎ」で釘に当たると、その釘はへそを曲げて、妙な方向へボールを弾き飛ばします。極端なことを言うと、
「もうこの人とは付き合いたくない」
という反応をするわけです。
そのことにボール自身は気付きません。そのまま次の釘に飛んで行きます。同じように「欲」を張って釘に当たります。何度も、これを繰り返しているうちに、釘に当たって弾かれる角度が「悪い人」の方へと向いていきます。
 なぜなら、釘同士はみんな繋がっていて、ボールがどんな人物かという噂をするようになるからです。

「あのボールと付き合うと碌な事がないよ」
という噂です。

これを戒めるために、「WIN・WINの法則」というのが叫ばれるようになりました。
近江商人の「三方良し」も同じ意味です。
 老舗百貨店「大丸」の家訓である「先義後利」や、稲盛和夫さんが再々に説いて来られた「利他の心」も同義ですね。

セルフチェックしてみましょう。
もし、今の仕事や人生が上手くいっていないとしたら、過去のどこかで、釘にぶつかる角度が誤っていた可能性があります。上手くいかない原因は、なかなか根深いものです。「今」だけを見ていてもわかりません。それは、長年の負のスパイラルの蓄積によるものだからです。
人との出逢いを一つずつ順番に過去を遡って行き、その根源の釘を見つけること。
さらに、「欲」をかき過ぎていないかどうか、生き方を見つめなおすこと。それこそが遠回りのようでいて、幸せへの近道なのです。

 もちろん、ギブアンドギブの精神を目指すことが一番ではありますが。
実際に、私自身も、欲のコントロールを心掛け、ギブアンドギブの精神を追求することで人生が変わりました。
同じように、ギブアンドギブで仕事が上手く行くようになった友人・知人がたくさんいます。
哀しい事ですが、「テイクアンドテイク」剥きだしで、会社を倒産させてしまった人もいました。
その第一歩は、欲のコントロールを心掛けることで始まります。

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