小林由美子さん

小林由美子さん
小林由美子さんプロフィール

日本一小さな小さな書店のメチャメチャ心暖かいカリスマ店長 小林書店店主。 小林書店は、兵庫県尼崎市は立花商店街の片隅にあるわずか10坪の「街の本屋さん」です。そのオバチャン店長・由美子さんに会いたくて全国からお客様がやっ […]

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「ない」ことを嘆くより

「ない」ことを嘆くより バリアフリーシアターをご存じだろうか。目の不自由な方にはナレーションを入れてイヤホーンで聞いてもらえるようにする。耳の不自由な方には画面に字幕を入れる。恥ずかしながら、私は知らなかった。 1月17 […]

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あなたがいてくれて良かった

「あなたがいてくれて良かった」 高校卒業以来、何と54年ぶりに友達に会った。高校2年の春、彼女は広島から尼崎に転校してきた。お父さんは転勤族だった。もともと関東の生まれで、おそらく尼崎弁ベタベタの私たちクライメイトの会話 […]

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小林由美子さん
あのとき本当に頑張ったよね

「あのとき本当に頑張ったよね」 懐かしい顔が、突然店頭に現れた。S書房の店主〇さんである。御年八十八歳。店を閉められて30年になるという。走馬灯のように、生き残りをかけて格闘してきた同志たちとの日々が脳裏をよぎった。 4 […]

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おいしかったし、かなしかった・・・

「おいしかったし、かなしかった・・・」 神戸市の湊川神社は、南北朝時代の名将、楠木正成を祀る神社である。「智・仁・勇」の三徳を備えた聖人と言われる。関西育ちのわたしたちにとっては、「楠公(なんこう)さん」と呼ぶ近しい存在 […]

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おしゃべりオバチャン、映画になる

「おしゃべりオバチャン、映画になる」 もう5年前のことになる。当時、盛岡市の書店員だった田口幹人氏が書かれた「まちの本屋」の出版記念イベントとして東京で座談会が行われた。田口氏と、東京の書店員さんとわたしの三人が演題に上 […]

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ガーベラが届いた!

「ガーベラが届いた!」 新型肺炎ウイルスが突然世界中を襲って3ヵ月が過ぎた。姿の見えない病原菌に脅かされるこんな日が来るとは夢にも思わなかった。人が集まる施設は休業を余儀なくされ、企業は在宅勤務になり、学校は休校になった […]

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がんばれ!街のちいさな映画館

「がんばれ!街のちいさな映画館」 恥ずかしながら小林書店の日常を撮影したドキュメント映画「まちの本屋」が、全国各地のミニシアターで上映されている。配給会社も広告会社も持たない映画が、これほどまでに多くの人に観ていただける […]

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この街が好きだ

「この街が好きだ」 唐突に思った。「人が、今そこに住んでいるということは、とっても意味のあることではないか」と。近ごろ自分は「住むべくしてここに住んでいる」と、確信さえしている。もっとも、よそに住んだことがないのだから比 […]

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ご縁の不思議

「ご縁の不思議」 よく出版社の編集者さんから「これ読んでいただけませんか」と原稿を渡される。いわゆるゲラだ。私の推薦の言葉をもらい、それをPRに使おうというのだ。めちゃくちゃ忙しい生活を送っている。一番の仕事は配達だ。定 […]

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